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世界のインターネット普及率は28.7%…世界地域別インターネットの普及率などをグラフ化してみる(2010年6月末版)

2010年08月12日

世界のインターネット普及率は28.7%…世界地域別インターネットの普及率などをグラフ化してみる(2010年6月末版)

2010年08月12日07:02

インターネット以前【世界のインターネット普及率は26.6%…世界地域別インターネットの普及率などをグラフ化してみる】で、【InternetWorldStats.com】のデータを元に2009年末の地域別インターネットの普及率などをグラフ化したが、そのデータが先日最新のものに更新されたというお話をいただいた。調べたところ、実際に内容が2010年6月末時点のものに更新されている。そこで今回は、その最新データを元に現状をいくつかグラフ化してみることにする。

まずは直近データとして、2010年6月末における全世界、そして地域別のインターネットユーザー数と各地域の人口に対する比率、つまり普及率。

↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率(2010年6月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率(2010年6月末)

世界全体でインターネットユーザー数は19.7億人、普及率は28.7%。普及率を見るとやはりアメリカ合衆国を含む北米が一番高く77.4%、ついでオーストラリア・太平洋地域が61.3%、ヨーロッパの58.4%と続く。ちなみに日本はアジア地域に該当する。

これを、世界中のインターネットユーザーがどの地域に多くいるのかで示した円グラフにすると、次のような形になる。アジア地域が4割強。続いてヨーロッパの2割強。北米は普及率は高いものの、人口比率ではさほど高くない(※項目順は最初のグラフと揃えてある)。

↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2010年6月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2010年6月末)

技術や質などの問題、そして規制関連で国際問題にまで発生している中国のインターネット事情(事実上の半国内イントラネット状態)もあるが、少なくとも単純換算した数の上ではアジアが圧倒し、ヨーロッパがそれに次いでいる。

さてそれでは前回データの2009年末から今回の2010年6月末の半年間における、各地域の成長率はどのようなものだろうか。世界全体ではインターネットユーザーは約1億6400万人の増加となっている。

↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率の増加率(2009年末〜2010年6月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率の増加率(2009年末〜2010年6月末)

絶対数が少なかったためかアフリカのネットユーザー数増加率が尋常ではない値を示している(ワールドカップ開催も少なからぬ要因となったのだろう)。しかし利用者数そのものは1億1000万人程度。利用数を伴った増加という点では、むしろヨーロッパの方が注目に値する。こちらは約5000万人で、ネット普及率も5ポイント以上の上げ幅を見せている。

それでは世界全体に占める勢力図は、どのような変遷を見せているのだろうか。それが分かるのが最後のグラフ。前回のグラフに加え、今回のデータを反映させたものが次の図。

↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2000年・2005年・2009年・2010年6月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2000年・2005年・2009年・2010年6月末)

減少傾向を続けていたヨーロッパが再び増加傾向を見せていること、北米の比率の減少が止まらないこと、アフリカや中東などこれまで主要地域では無かった地域の比率が少しずつ増加傾向にあることなどが分かる。



本文中や以前の記事でも触れているが、アジア地域の数字を大きくかさ上げしている中国(今件データではインターネットユーザー数は、アジア地域のほぼ半数に匹敵する4.20億人と算出されている)は、昨今の報道からも明らかなように、国家レベルで大規模なインターネットサービスに関する情報・回線規制を行っているため、半ばイントラネットという状態にある。この状況下で「インターネットユーザー数としてカウントするのは問題があるのでは」という意見もあるが、今回は元データ通り加算して各数値を算出した。仮に他国同様に同国のインターネットが「完全に解放」されることになれば、爆発的な変化を果たすことは間違いない(それがどのような「変化」かはコメントしない)。

ともあれこの状況を見る限り、パソコンや各種携帯情報端末の普及率は日に日に増加を見せ、影響力も拡大の一途をたどっている。それと共に利用者の消費性向・活動傾向にも大きな変化が少しずつ、しかし確かな形で表れている。ビジネスにおける売り手と買い手の立ち位置も、今までの二極間から多極面展開を見せていると表現しても良い。

さらに情報の発信方と受信方の距離感を近しいものとするソーシャルメディアの爆発的な普及により、インターネットを中心に新たな時代が形成されつつあることは、誰の目にも明らか。特に成長著しい新興国の影響力がどのように変化していくのか、今後の動向が気になるところだ。

■関連記事:
【世界のインターネット普及率は26.6%…世界地域別インターネットの普及率などをグラフ化してみる(2009年末)】




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