世界地域別インターネットの普及率などをグラフ化してみる(最新)

2019/04/17 05:14

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2019-0405人類史上これまでに例を見ない高速高密度広範囲の情報伝達網を形成しつつあるインターネット。先進諸国では今やごく普通のインフラと化し、社会そのものがインターネット無しでは成立しえない状態にあることは、誰にも否定のしようが無い。それでは世界全体ではインターネットの普及率はどのような状況となっているのだろうか。【InternetWorldStats.com】のデータを基に、直近の現状を探ることにした。

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普及率の高い北米・欧州、数の多いアジア


現在InternetWorldStats.comで取得できる最新のデータは2019年3月末時点のもの。以前記事にした時の値(2018年6月末時点分)と比べれば、経過期間はおおよそ9か月分となる。ともあれ、この2019年3月末時点における、全世界、そして地域別のインターネットユーザー数と各地域の人口に対する比率、つまり普及率を算出する。

↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率(2019年3月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率(2019年3月末)

世界全体でインターネットユーザー数は43.5億人、普及率は56.1%。地域別普及率を見るとやはりアメリカ合衆国を含む北米が一番高く89.1%、ついでヨーロッパの82.9%、太平洋地域・オーストラリアの68.0%と続く。ちなみに日本はアジア地域に該当する。

このデータを「世界中のインターネットユーザーがどの地域に多くいるのか」が分かりやすいように、シェア比で示した円グラフにすると、次のような形になる。アジア地域が5割ほど。続いてヨーロッパの2割足らず。北米は普及率は高いものの、世界の総人口比率ではさほど高く無い。

↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2019年3月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2019年3月末)

技術や回線品質などの問題、そして規制関連でたびたび問題視される中国のインターネット事情(情報規制が厳しく、半ば国内イントラネット状態にある)もあるが、少なくとも単純換算した数の上ではアジアが圧倒し、ヨーロッパがそれに次いでいる。

成長度合いを探る


それでは過去取得したデータを重ね、各地域の成長度合いを見ていくことにする。直近のデータは2019年3月末のものだが、当方で取得した前回のデータは2018年6月末。9か月ほどが経過したことになる。その約半年の間に世界全体ではインターネットユーザーは約1.4億人増加している。

↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率の増加率(2018年6月末→2019年3月末)
↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率の増加率(2018年6月末→2019年3月末)

北米が大きなマイナス、ヨーロッパでも普及率の減少が生じている。更新タイミングが9か月間と中途半端なものによるところもあるが、それにしても北米ではインターネットユーザー数そのものも大きく減っており、気になる動きではある。他方、中東、アジア、アフリカでは増加を継続しており、新興地域におけるインターネットの普及が続いていることがうかがえる。

アジアや中東地域の成長、利用者増加に従い、ユーザー数シェアも次第に変化を見せていく。

↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)
↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)

アフリカとアジアは押し並べてシェアを拡大し、2012年6月末時点で両地域を合わせて全世界のインターネット人口の過半数を占めるまでに至った。その後も両地域を合わせたシェアは拡大を続けている。今回の2019年3月末ではついに、アジア単独で過半数を占めることとなった。

一方、先進諸国が多数属するヨーロッパ、北米はシェアを漸減している。これらの地域の国の多くでは、インターネット利用者がほぼ飽和状態にあること、そして人口そのものは元々新興諸国と比べて少ないこともあり、今後もシェアが漸減していくことは容易に予想される。



パソコンや各種携帯情報端末の普及率は日に日に数字を上乗せし、インターネットの影響力も拡大の一途をたどっている。それとともに利用者の消費性向・活動傾向にも大きな変化が少しずつ、そして確かな形で表れている。ビジネスにおける売り手と買い手の立ち位置も、今までの二極間から多極面展開を見せている。

さらに情報の発信方と受信方の距離感を近しいものとするソーシャルメディアの爆発的な普及で、インターネットを中心に新たな時代が形成されつつある。中でも成長著しい新興国の影響力のインターネット上の変化が、実社会にどのような影響を与えていくのか。新しい世界、インターネットにおける勢力構造図の変化が、現実社会にいかなる変化をもたらすのか。今後の動向が気になるところだ。


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