【更新】コンビニでの新聞購入目的わずか5%

2010/08/14 12:00

コンビニでの立ち読みクロス・マーケティングは2010年8月2日、「平日のコンビニエンスストアでの商品選択に関する実態調査」を発表した。それによると調査母体において、平日にコンビニを利用する目的として「雑誌購入」を挙げた人は全体で17.5%でしかなかった。「新聞購入」になるともっと少なく、わずか5.0%に留まっている。雑誌はほぼ全年齢階層で同程度の比率を見せているが、新聞では女性より男性、若年層より高齢層の方が数字が高い。しかしながらもっとも値が大きい男性50代においてでも、1割しか回答者が居ない結果となっている([発表リリース])。

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今調査は2010年7月14日から16日にかけて、首都圏・近畿圏の15-59歳の男女に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、年齢階層比は20代・30代・40代・50代(すべて勤め人)が各400人、高校生と大学生/専門学校生が各200人。

【「駅の売店では新聞・雑誌が売れないらしい」を確かめてみる】【マガジンとサンデー、どっちが売れてる? 少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2010年1月-3月データ)】などにもあるように、紙媒体、特に雑誌離れが進んでいるのはご承知の通り。コンビニの雑誌コーナーを見ても、かつての覇気は無く、コーナーが縮小されていたり、多種多様な専門誌・業界紙を配して場所を維持している。

今リリースでは調査項目の一つとして「平日におけるコンビニの利用目的」について尋ねているが、その中に「雑誌購入」「新聞購入」という項目があった。つまり雑誌を買いに・新聞を買いにコンビニにいくか否か、という問いだ。それぞれの回答結果は次の通りになる。

↑ 平日のコンビニ利用目的(新聞購入)
↑ 平日のコンビニ利用目的(新聞購入)

↑ 平日のコンビニ利用目的(雑誌購入)
↑ 平日のコンビニ利用目的(雑誌購入)

雑誌は女性より男性、年齢層的には大学生と30-40代がやや積極的に利用している雰囲気があるが、それでも20%に満たない層がほとんど。コンビニの雑誌コーナーが「店内に人がいる」という安心感と宣伝効果を外に見せるために存在している面があるにしては、少ないと言わざるを得ない。

さらに新聞はごく少数。男性高齢層がやや多めだが、それでも最大で10%。【週刊誌や雑誌、書籍の支出額をグラフ化してみる(拡大版)…(下)購入世帯率や購入頻度の移り変わり】にもあるように通常の新聞は定期購読されることが多いことや、今件がインターネット経由の調査なために多少のバイアスがかかっているのも一因だが、それを考慮しても、あまりにも少なすぎる。

雑誌にしても新聞にしても、コンビニの販売力云々ということではなく、それぞれの媒体への購買意欲が低下していると考えた方が道理にかなう。「ニーズが少ないからコーナーを無くそうか」というわけにはいかないだろうが、このような状況が続く、あるいはさらに利用目的率が低下することになれば、コーナー面積の縮小、または一部領域の他のコーナーの差し替え(例えばデジタルサイネージ)も考えられよう。

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