もしYouTubeやFacebookが50年前からオープンしていたら

2010/08/07 06:53

Facebookの広告宣伝広告のスタイルは時代と共に変化し、手法もイメージもまったく別物になる。数十年の時をさかのぼった雑誌の広告に目を通すと、それはまるでクラシックな雰囲気をかもす一種の芸術品のようにすら思えてくる。そのような「レトロチックな広告」の手法を、現在最先端を行くサービスの宣伝に使ったらどうなるか……という興味深い切り口による広告が【The ADS of the World】にて紹介されていた。

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↑ 1960年代版(風)YouTubeの広告
↑ 1960年代版(風)YouTubeの広告

反対側に打たれたキャッチコピーこれはブラジルの広告代理店Momaがクライアントに向けてアピールするために、同国の新聞「Meio & Mensagem」に出稿した広告。キャッチコピーに「Everything ages fast. Update. Media Seminars 2010」と打たれていることから、「時代の流れに追いつくため、当社が開催するセミナーに参加しましょう。さもないと最新のサービスなのにも関わらず、こんな古めかしい広告を出稿してしまう羽目になるかもしれませんよ」という意味合いがあるようだ。

インターネットの普及を考えれば1960年台にYouTubeが展開されるはずもない。しかし広告のスタイルや登場している各種機器を見ると、「もし1960年台にパソコンやインターネット、YouTubeがあれば、こんなスタイルで利用されているのだろうな」とその時代をほうふつさせ、思わず吹き出してしまう。それと同時に「自分達(がお願いしている代理店)の広告は、こんな時代遅れのものではないか……?」と、ハッとさせられてしまうわけだ。

同社では他に、FacebookやSkypeについても同じ「1960年台にこのサービスが存在し、広告が展開されていたら」というコンセプトの元に、疑似広告を作成している。

↑ Facebook
↑ Facebook

↑ SKYPE
↑ SKYPE

Moma側としてはこれらのサービスそのものを宣伝する思惑はまったく無く、あくまでも最新のサービスの事例として挙げたに過ぎない。しかしそれぞれの広告の中身はデタラメではなく、単に「1960年台スタイル」を踏襲しているだけで、中身はいたってまじめなもの。Facebookなら解説テキストの部分で「色々な写真や経験、お話を友達や家族と共有しましょう。仕事に、娯楽に、Facebookは社会的な関係強化を生み出し、次世代の魅力を提供します云々」と、いかにも昔の広告風ながらもしっかりとそれぞれのサービスを適切に紹介している。その古めかしさがかえって強いインパクトを与え、良い宣伝になっている感はある。

【米ソーシャルメディアの利用性向をグラフ化してみる】でも触れているが、直近で「増加数」ではなく「増加率」という視点で見れば、46-64歳の「ブーマー世代」のソーシャルメディア利用率の増加は極めて著しい。それらの世代に向けてこれらの広告は、作り手の意図とは反する形にはなるが、意外に請求力のあるものとして映るのかもしれない。

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