食事よりお菓子代わり バランス栄養食品の利用目的
2010/08/06 19:30


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今調査は2010年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3916人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代32%・50歳以上22%。
「バランス栄養食」とは機能食品の一種で、三大栄養素といわれているたんぱく質や脂質、糖質をはじめとした各種栄養素をバランスよく含み、手軽に食べられるように加工された食品。錠剤やゼリー、菓子類などの形で販売されている。『カロリーメイト】』などブロック型のものが良い例。効率よく栄養素の補充ができるため、時間がない時の食事代わりに食される他、ダイエットや非常食としても用いられる。また、朝食を取っているか否かを問うアンケートでは「バランス栄養食品の摂取は『朝食には含まれない』」と例外視されることも少なくない。
調査母体においては49.2%が何らかの形で、過去1年間にバランス栄養食品を食していた。それではそれらの人たちは、どんな目的で利用したのだろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「お菓子の代わり」で47.5%に達していた。

↑ バランス栄養食品の利用目的(利用経験者限定、複数回答可)
上記説明にあるように、バランス栄養食品は本来食事代わり、あるいは食事で不足しがちな栄養分の補充のために摂取することを目的としている。しかしそれに合致する「朝食・昼食代わり」「非常食」を差し置いて「お菓子の代わりに」がトップについているのは、ひとえにバランス栄養食品の味わいが向上し、味の面で評価されている事に他ならない。利用目的がややずれてしまったのは遺憾かもしれないが、評価を受けているという点では喜んでも良い。
調査項目に違いがあるため完全な比較は出来ないが、3年前にも同じ調査機関で同様の調査を行った結果を【バランス栄養食品の王様は「カロリーメイト」】で紹介している。この時は「食事代わり」「お菓子代わり」がほぼ同数をしめていた。

↑ バランス栄養食品をどのような目的で利用しているか(2007年・再録)
やはりこの3年間で、バランス栄養食品は「お菓子」として楽しめるだけの色とりどりさ・美味しさの面で充実したと考えてよいだろう。
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