電子レンジ普及率は97.5%…主要家電製品の世帯普及率をグラフ化してみる

2010/08/03 12:00

電子レンジ総務省統計局は2010年7月30日に同省公式サイトにおいて、2009年の全国消費実態調査の結果概要を発表した(【発表ページ:平成21年全国消費実態調査】)。これは同日公開された全国単身世帯収支実態調査の概要(【発表ページ】)と共に、家計の各種内情を推し量るデータを(全国消費実態調査は5年毎に)調査し、様々な政策の基礎資料などとして用いるために行われているものである。今回はそのデータの中から、主要家電製品の普及率などについて値を抽出してグラフを再構築、精査をしてみることにする。

スポンサードリンク


今調査は2009年9-11月(単身世帯は10・11月)に二人以上の世帯は5万2404世帯・単身世帯は4402世帯を対象に行われた。調査スタイルは事前に調査票を配布して該当世帯が記入・後に調査員が回収するというもの。また一部地域では電子調査票を用い、オンライン回答する方法を「調査世帯が」選べるようにしている。オンラインを強要されるわけではないので注意が必要。

今回は「主要家電製品」を「冷蔵庫」「電子レンジ」「ルームエアコン」「空気清浄機」「食器洗い機」の5つに絞り、データを抽出した(携帯電話やテレビなどは別途機会を改めてまとめる予定)。

まずは直近データの2009年時点の普及率、そして1000世帯当たりの所有台数から算出した、「保有世帯の」平均所有台数。冷蔵庫や電子レンジはほぼすべての世帯に行き分かっていること、そしてそれらは大体1世帯につき1台程度の普及であることが分かる。

↑ 主要家電製品の世帯普及率と平均保有台数(2009年、二人以上の世帯)(平均台数は保有世帯において)
↑ 主要家電製品の世帯普及率と平均保有台数(2009年、二人以上の世帯)(平均台数は保有世帯において)

一方ルームエアコンは普及率こそ9割を切っているが、保有世帯の平均保有台数は2.81台。大体3部屋くらいに別個エアコンが備わっている計算。また、自動炊飯器の普及率は意外に低く8割強。昨今新型インフルエンザ周りで普及が急速に進んだと思われる空気清浄機は約三世帯に一世帯の保有となっている。

これを5年前の2004年の時の値と比べると、調査母体がまったく同一でないことによる多少の誤差を考慮すれば、冷蔵庫・電子レンジ・ルームエアコン・自動炊飯器はほぼ普及率に変化が生じていないのが確認できる。空気清浄機は5年前にはデータ取得が行われていないので2004年の値はゼロとなっている。

↑ 主要家電製品の世帯普及率(2004年・2009年、二人以上の世帯)
↑ 主要家電製品の世帯普及率(2004年・2009年、二人以上の世帯)

一方で食器洗い機は7.8ポイントの増加。【今日から出来る、電気・ガス・水道の節約術を学ぶ】などにもあるように、一部の地方自治体で積極的に導入を後押ししていることや、各社が発売している製品の性能が向上していることが、普及を加速させていると考えてよいだろう。

一つ気になるといえば、誤差の範囲かもしれないが、自動炊飯器の普及率がやや落ちていること。今データの対象は「二人以上の世帯」なので基本的に結婚済みの世帯、あるいは親子の世帯が該当する。そのような世帯で炊飯器を使わないとなると……。外食や中食でお米のご飯を食べる・用意するのか、あるいは昔ながらの釜や圧力釜、それとも電子レンジでお米を炊くのだろうか。

スポンサードリンク


関連記事



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー