エアコン所有台数の多い・少ない県をグラフ化してみる

2010/08/05 07:01

エアコン総務省統計局は2010年7月30日、2009年の全国消費実態調査の結果概要を発表した(【発表ページ】)。これは同日発表された全国単身世帯収支実態調査の概要(【発表ページ】)と共に、世帯を対象として家計の各種データを(全国消費実態調査は5年毎に)調査し、様々な政策の基礎資料等として用いるものである。今回はそのデータの中から、ルームエアコンの所有数量について抽出し、普及率と共にグラフを再構築してみることにする。

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今調査は2009年9-11月(単身世帯は10・11月)に二人以上の世帯は5万2404世帯・単身世帯は4402世帯を対象に行われたもので、基本的に事前に調査票を配布して該当世帯が記入・後に調査員が回収した。一部地域では電子調査票を用い、オンライン回答する方法を「調査世帯が」選べるようにしている。

さてルームエアコンについてだが、1000世帯あたりの所有数量がもっとも多いのは滋賀県で3438台・普及率は96.6%となっている。仮に全世帯がエアコンを配備していたら1世帯当たり3.438台。実際には3.4%の世帯はエアコン無しなので、「エアコンを配している世帯の平均台数」は3.56台ということになる。

↑ 都道府県別1000世帯当たりのルームエアコン所有数量上位10県
↑ 都道府県別1000世帯当たりのルームエアコン所有数量上位10県

単純に「1000世帯あたりの台数が多い」=「普及率が高い」とは言い切れないあたりが興味深い。例えば京都府は台数では10位に留まっているが、普及率では10府県中トップについている。

逆に1000世帯あたりの所有数量がもっとも少ないのは北海道の181台。普及率も15.8%と他地域と比べて非常に小さな値。気候を考えれば必要性をあまり感じないがための結果といえる。

↑ 都道府県別1000世帯当たりのルームエアコン所有数量下位10県
↑ 都道府県別1000世帯当たりのルームエアコン所有数量下位10県

興味深いのは、上位下位いずれにもして単に「北の方が少なく南の方が多い」とは言い切れないこと。沖縄県の場合、所有数量が少ないだけでなく、普及率も81.6%と上位地域と比べれば決して高いとはいえない。北高南低の傾向はあるが、かなりの割合で分散が見られる。

それが確認できるのが、資料に添付されていた日本地図。各地域毎の1000世帯あたりのルームエアコン所有台数で色を塗ったものだが(濃い方が台数が多い)、確かに北部地域の方が色が薄いものの、南部というよりはむしろ大阪を中心とした中国-関東地域の方が濃い地域が多い形となっている。

↑ 都道府県別・1000世帯あたりのルームエアコン所有台数
↑ 都道府県別・1000世帯あたりのルームエアコン所有台数

日本が南北に長い国土を持っているのと共に、単純に北へ行くほど寒く、南に行くほど暑くてエアコンを求められているわけではないのが分かる地図といえよう。

昨今では厳しい暑さで室内でも熱中症の症状を発する人が相次いでいる。体の弱い子供やお年寄りがいる世帯では特に、水分補充を欠かさないと共に、気温の厳しさを感じたら無理をせずにエアコンをつけるようにしよう。

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