インタラクティブな動画ゲームをYouTubeで

2010/08/01 06:48

インタラクティブギター以前姉妹サイト「ライトニング・ステージ」で【YouTubeの機能だけでピアノを弾いてみよう】のように、動画共有サイトYouTube上の「アノテーション機能」(注釈機能。製作者側が動画上に吹き出しやリンク先などさまざまな情報を追加できる機能)を使って、動画を単に「視聴する」に留まらず、「視聴者が参加・選択して変わった動きをみせる」作品を紹介した。やや表現は雑だが、動画上で「ペーパーブック」「アドベンチャーブック」をプレイするようなもの。「インタラクティブ・ムービー」とも表現できる、この機能を用いた動画は少しずつ、試行錯誤が繰り返されながら、興味深い作品が掲載され始めている。今回はそれらの中からいくつかを紹介してみることにしよう。YouTube、そして動画の新しい扉をノックできるかもしれない(ソース:【JoyStick Division】)。

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Youtube Street Fighter。

恐らくはアノテーション機能を使った動画で一番知られていると思われる作品。すでに再生回数は700万回を超えている。格闘ゲームの代表作『ストリートファイター』をフィギュアで再現したもので、キャラクタを選んだあとは画面上に表示される各種コマンドを選択していくだけ。


Make Me Play a Song! (INTERACTIVE PIANO)。

最初の「Youtube Street Fighter」が選択式のアドベンチャーゲーム的なもの(複数の動画を渡り歩く)だったのに対し、こらちは一つの動画の特定時間を再生させることで、繰り返し同じシーンを展開させ、何か別のものを再現する作品。左側の鍵盤部分をクリックすると、その音に従って右側の男性がギターを弾くという仕組み。うまく鍵盤を叩いていくと、プレイヤー自身がギターを弾いているような気分になれる。

なおこの系統(一つの動画を行き来するもの)は、一度データを読み終えてから操作しないと、動作がうまくいかない場合がある。また、再生する環境によっては読み込みに時間がかかる場合もあるので、その時は画像を荒いモードにしておいた方が良い。


STOP MOTION ADVENTURE! (start here)。

上の「謎なギター弾き」と同じ製作者による、簡易アドベンチャー。彼が色々な楽器(?)のうちどれを使った曲を聴きたいかを尋ねてくるので、それを選択することで、多種多様なメロディを楽しむことができる。リンク先の演奏動画は「限定公開」(検索結果やおススメ関連動画には表示されない)モードに設定されているため、このアドベンチャーゲームを体感しないと聴けない仕組み。


Destructoid Review: Mad Dog McCree Gunslinger Pack。

最後はお気軽なガンシューティング。髭のオジサンが話している最中に、銃を持った人が突然現れるので、その人よりも早く撃ち返すことでうまく先に進める。ただしこれ系のゲームの悲しい「さが」か、一度動画を見終えてしまうと「いつ」「どこから」敵が現れるのか分かってしまうので、一発モノに近い。

恋愛系の一例。もちろんYouTubeの倫理規定に合致しているこれらの「インタラクティブ・ムービー」は大きく分けて「一つの動画内で再生時間を行き来させて動作の繰り返しで楽しむもの」「複数の動画を用意して選択肢を選ばせ、その結果を楽しむもの」の2種類が創られている。前者はその特性を活かして楽器の類、後者は単純・昔ながらのアドベンチャーゲーム(選択そのものがシンプルなせいか、動画部分で注目を引きつけるため、ビデオゲーム系や恋愛系のものが多い)が多く展開されているように見える。

単なる動画同様、面白い作品に出合うのはなかなか難しいが、優れたものなら口コミであっという間に広まるのもソーシャルメディア系のコミュニティの良いところ。利用者の取捨選択が繰り返されながら、さらに興味深い、優れた作品が登場するのは時間の問題と思われる。少なくともその可能性を感じさせてくれる、素晴らしい機能であることは間違いない。

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