味と価格 炭酸選びのツボ

2010/07/30 19:30

炭酸飲料(ドクターペッパー)マイボイスコムは2010年7月23日、炭酸飲料に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体のうち炭酸飲料(アルコール系除く)を飲む人において、炭酸飲料を選ぶ際に重視するポイントは「味・飲み口」と答える人がもっとも多かった。56.0%と過半数を超えている。次いで「価格」「商品ブランド」の順で、「おまけ」「テレビCM」「店頭ポスター」など各種プロモーションは要素としてはほとんど影響を与えていないことが確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3899人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代32%・40代32%・50代以上23%。なお今調査母体で炭酸飲料水(アルコール系除く、以下同)を飲む人は88.1%という結果が出ている。

炭酸飲料を購入する際、購入した商品はどのような理由で選ばれたのだろうか。複数回答で選んでもらったところ、もっとも重要視されるポイントは「味・飲み口」だった。56.0%の人が「味や飲み口を重視して炭酸飲料を選んでいる」と答えている。

↑ 市販の炭酸飲料を選ぶ際に重視するポイント(複数回答可)
↑ 市販の炭酸飲料を選ぶ際に重視するポイント(複数回答可)

次いで「価格」「商品ブランド」「メーカー名」の順だが、上位層を見ると「商品ブランド」「メーカー名」以外は商品そのものの内容・性質を選択基準としていることが分かる。「中身勝負」、そして「よく知っているメーカー名やブランド」で炭酸飲料は選ばれているわけだ。

一方、「キャンペーン・おまけ」「テレビCMなどの広告イメージ」「店頭ポスター」「口コミ」などはほとんど選択されておらず、購入意思決定においてはほとんど影響を与えていない。これは以前【炭酸飲料のオマケ、どのくらい重要!?】で紹介した、別調査機関の調査結果でも明らかにされている。

↑ 炭酸飲料の購入の際に重要視する度合い(再録)
↑ 炭酸飲料の購入の際に重要視する度合い(再録)

炭酸飲料に限って言及するなら、「小手先の化粧やイメージ戦略でごまかそうとせず、中身で勝負しろ」と考えて良い。

炭酸飲料の選び方で世情が分かる?
炭酸飲料に関する同様の調査は1年前にも行われている。そこで同じ調査項目において、上位7項目を確認したところ、順位は違えど構成項目はまったく同じだった。そこで去年からの変移をまとめたのが次のグラフ。

↑ 市販の炭酸飲料を選ぶ際に重視するポイント(複数回答可)(上位7位のみ、2009・2010年比較)
↑ 市販の炭酸飲料を選ぶ際に重視するポイント(複数回答可)(上位7位のみ、2009・2010年比較)

もっとも大きな要素「味・飲み口」が低下している一方で、「価格」「商品ブランド」「メーカー名」などが上昇しているのが興味深い。それぞれ、やや無理に解釈を加えるとすれば、

・味、飲み口……商品による差別化が縮小したのでこだわりが減った
・価格……お財布事情
・商品ブランド、メーカー名、飲み慣れている……「ハズレ」リスク回避のための安心思考
・カロリー……健康意識

などとなる。確かにこのように整理してみると、あながち的外れな話ではない。炭酸飲料の選び方の傾向一つからも、景気動向や各種流行、消費性向が見え隠れしていると考えれば、興味深い話ではある。

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