個人普及率は78.0%に…インターネット普及率推移(2009年)

2010/07/28 12:00

総務省は2009年7月6日、平成22年(2010年)版の情報通信白書を発表した(【発表ページ】)。日本国内のインターネットや携帯電話など、情報通信関連の各種調査結果を反映した白書で、同年4月27日に発表されている【通信利用動向調査】のデータなどを盛り込んだ、同省の情報通信統計の集大成的レポートとなっている。今回は「インターネット普及率の推移」をグラフ化してみることにする。いわば【インターネット普及率の推移をグラフ化してみる】のデータ更新版、というわけだ。

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情報通信白書に掲載されていた今データは通信利用動向調査からのデータの引用で、大元は【こちら(PDF)】に掲載されていたもの。また、通信利用動向調査そのものは2010年1月に、層化二段抽出方式による無作為抽出で選ばれた、20歳以上の世帯主がいる世帯・構成員6256世帯に対して行われたもの。有効回答数は4547世帯・1万4549人(企業に対して行われたものは常用雇用者規模100人以上2870企業/有効回答数1834企業)。調査方法は郵送による調査票の配布および回収なので、各媒体の保有率は調査結果に影響を与えていない。

最新版「通信利用動向調査」によると、2009年12月末時点のインターネットの普及率は78.0%・利用者人口は9408万人に達している。なおこの調査結果における「インターネット利用」とは、6歳以上で、過去1年間にパソコン・携帯電話・PHS・ゲーム機などあらゆる端末でインターネットにアクセスした経験があるか否かのみで判断している。アクセス対象の機器を自分が保有しているか否か、利用目的が私的・仕事上・学校の学習用であるかなどは一切問われていない。要は「インターネットカフェで、備え付けの端末でネットサーフィンをした」「DSでインターネットブラウザを使ってアクセスした」でも「利用者」に該当する。

インターネット利用者数及び人口普及率の推移(個人)
↑ インターネット利用者数及び人口普及率の推移(個人)

1997年末には9.2%しかなかった普及率も20世紀末から21世紀に入るにかけて急速に高まり、2005年末には70%を突破。以後、成長率は鈍化しながらも確実に上昇を続けていることが分かる。興味深い…というよりは、2000年前後以降においては「パソコン」≒「インターネット」なのだから当然といえば当然なのだが、以前【テレビやパソコンなどの普及率をグラフ化してみる(上)……テレビ・パソコン・ファックスなど】で記した「パソコン普及率」とほぼ同じ動きを示しているのが確認できる。

パソコン普及率(内閣府消費動向調査より、今回収録のためデータ更新)
↑ パソコン普及率(内閣府消費動向調査より、今回収録のためデータ更新・再構築)

2005年以降普及率が鈍化しているのは、導入・使用意向の高い世帯・個人の多くが環境を導入したことによるものだろう。あとはインターネットを利用する意志の低い人、あるいは利用しにくい環境にある人などが、利用者対象外に該当するものと思われる。



インターネット普及率を上げる一つのキーポイントは、スマートフォンも含めた「携帯電話」にある。パソコン経由のネット接続に比べ、携帯電話のそれは手続きや事前準備、環境整備がきわめて単純化している。アクセス制限や表現能力など、パソコンと比べて限られている面もあるが、いつでも手持ちに出来るなどの「携帯電話ならではのメリット」も多い。

整備すべきインフラとしてインターネットの普及を目指すのであるとすれば、ブロードバンド環境の一層の整備充実と共に、(インターネットへの接続が可能な)携帯電話の普及促進にも力を入れるべきである。

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