アメリカの年齢別インターネットや携帯電話の利用性向をグラフ化してみる

2010/07/21 12:10

携帯電話日本では【携帯電話の普及率推移をグラフ化してみる】【携帯電話でのインターネット利用率をグラフ化してみる】にもあるように若年層を中心に浸透が続くインターネット・携帯電話。一方で諸外国の事情については【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】などのように全体像はいくつかかいま見ることは出来るものの、その内情を見出だすことは難しい。そのような中、先日調べ物をしていた過程で調査会社のPew Internetによるレポート【Millennials will make online sharing in networks a lifelong habit】に、アメリカにおけるデジタル系のアイテムなどにおける年齢階層別利用事情を把握できるデータを見つけた。今回はその中から、インターネットや携帯電話の利用性向をグラフ化してみることにする。

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今調査は2010年1月14日から27日にかけてアメリカに住んでいる人に対し、電話インタビューで行われたもので、有効回答数は2020人。固定電話経由が851人、携帯電話経由が1169人。年齢階層比はミレニアル世代(18-29歳)が830人、X世代(30-45歳)が351人、ベビーブーマー世代(ブーマー世代、46-64歳)が487人、サイレント世代(65歳以上)が319人。

まずはインターネット関連の利用性向。いずれも若年層の方が利用率が高く、特にソーシャルメディアでのアカウント作成率はミレニアル世代で四人に三人までの割合となっているのが特徴。

↑ 米インターネット関連の利用性向
↑ 米インターネット関連の利用性向

比率そのものは高くないが、年齢区分別の差異が特に大きいのが「自分自身を動画で投稿」。アメリカの若年層は「インターネット上に個人情報を共有すること」を日常的なものと見なしており、その恩恵を十分認識しているという話があるが、それが裏付けられた形となっている。またツイッターの利用率も若年層ほど高く、かつて「ツイッターは中堅層以上が主流だ」という話も過去のものとなりつつある。

次いで携帯電話やショートメッセンジャーの利用性向。日本では携帯電話の意思疎通は電子メールが主流だが、欧米の場合はショートメッセンジャー(SMS)によるところが大きい(だからこそ【ツイッターの「公式」データを書き起こしてみる】にもあるように、ツイッターがショートメッセンジャーと同じ140文字制限で登場したという話もあるほど)。

↑ 米携帯電話やショートメッセンジャーの利用性向
↑ 米携帯電話やショートメッセンジャーの利用性向

こちらもインターネット同様、年齢区分別の利用率の差が大きい。ただしいわゆる「ブーマー世代」の値がややインターネットのそれよりも高い傾向を見せており、【Facebookの利用者分布などをグラフ化してみる】などでも触れているように、この世代の携帯電話経由によるインターネット全般への利用性向が高まっていることがうかがえる。また、「固定電話を持たず携帯電話のみ」という人が、ミレニアル世代で4割にも達しているのは少々驚きといえる。



今件データは日本のように10年区切りではなく、特徴的な世代間での区分となっているため、一概に日本の状況と比較することは難しい。しかしそれでも、若年層ほどインターネットや携帯電話が浸透しており、特に「ミレニアム世代」は日常生活上欠かせない存在となっているのが分かる。

さらにその下の世代付随情報を二つほど。一つは「過去24時間以内にショートメッセンジャーを使った人」における、その24時間内の送受信数の中央値は、ミレニアム世代は20件に達している(X世代は12件、ブーマー世代は5件)。いかに頻繁な「対話」をしているかが再確認できる。

もう一つは「運転中にショートメッセンジャーを使った」という項目。【自動車運転中の携帯電話、アメリカでは禁止されてる?】で説明しているように、アメリカでは運転中の携帯電話の利用が法律で禁止されている州とそうでない州がある。「法的にしちゃいけないことをしていますか」という設問では無いので、念のため(もちろんリスクは高まるのですすめられるような行為ではないのは言うまでも無い)。

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