【更新】地図が一番 文字以外の検索

2010/07/23 19:30

このエントリーをはてなブックマークに追加
地図マイクロソフトは2010年7月1日、検索エンジンの利用に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、テキスト検索(文字を入力して検索結果を求める、ごく普通の検索方法)以外の検索でもっとも多くの人が用いているのは「地図検索」であることが分かった。約6割の人が地図検索を利用している。次いで多いのは「ニュース検索」で、「画像検索」は第三位となっている([発表リリース])。


スポンサードリンク


今調査は2010年6月に日本国内の30-40代のインターネットユーザーを対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。男女比、年齢階層比(10歳区切り)は均等割り当て。

検索エンジンにはキーワード入力部分に探したい内容を入力する「テキスト検索(文字検索)」以外にも、多種多様な検索方法が用意されている。

↑ ヤフーの場合。「ウェブ(テキスト)」検索以外にも、画像・動画・ブログ・辞書・知恵袋・地図など多種多様な項目を検索対象(検索要件)とすることができる。
↑ ヤフーの場合。「ウェブ(テキスト)」検索以外にも、画像・動画・ブログ・辞書・知恵袋・地図など多種多様な項目を検索対象(検索要件)とすることができる。

それではテキスト検索以外に、実際にはどの検索が使われているだろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多いのは「地図検索」で62.8%という結果になった。

↑ テキスト検索以外にどのような検索を使うか(複数回答)
↑ テキスト検索以外にどのような検索を使うか(複数回答)

テキスト検索で知りたい場所、行きたい場所の住所が分かっても、具体的にそこまでの道のりや周辺状況が把握できないと、足を運ぶのは難しい。「イベント(病院、試験会場、店舗など)そのものの情報をテキスト検索で調べ、出てきた住所を地図検索で検索し直す」という経験を持つ人は多いはず。テキスト検索と密接な関係があると考えても良い。

第二位には「ニュース検索」。テキスト検索で知りたい事柄の全般的な情報を得た上で、「該当キーワードで最近何かニュースが伝えられていないか」と知る場合(例えば「食べる」「ラー油」で検索し、「食べるラー油」的な新商品がニュースとして報じられていないか)に活用される。また単純に、詳細はすでに知っており、「ニュース報道として何か新しい事柄が伝えられていないか」と新鮮味の高い情報を得る場合にも使われ得る(例えばスポーツ選手や芸能人の名前をニュース検索で検索するという事例)。

興味深いのは「ショッピング検索」が第四位に入っており、44.4%もの人が使っていること。

↑ ヤフーのショッピング検索
↑ ヤフーのショッピング検索

同調査別項目、そして別記事で触れているように、女性はニュース以上にショッピングやオークションを検索対象としており、その傾向が全体にも表れていることになる。

↑ 普段どのような事柄について検索するか(上位抜粋、複数回答)(女性限定)
↑ 普段どのような事柄について検索するか(上位抜粋、複数回答)(女性限定)(再録)

検索の使い方としては、直接これらの「特殊検索」を使う場合もあるが、多くはベースとなる「テキスト検索」で基本的な事柄を知った上で、付随情報として他の検索を用いることが多い。それを知ってか知らずか、検索結果でも最近は通常のテキスト検索結果以外に、多種多様な「特殊検索」の結果の一部が表示されるサービス(あるいはガイド)が提供される傾向にある。

それはそれで便利なのだが、純粋に「テキスト検索」だけをしたい場合、画面上の情報が分散してしまい、探しにくくなってしまう。色々と難しいものだ。


■関連記事:
【シニア層の6割はネットショッピングを活用、9割強が「ネットは生活に必要不可欠」】
【飲食店へのお供は「プリントした地図」、ぐるなびは欠かせないナビゲーター】


スポンサードリンク


関連記事


このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS