TV観ながらネット 64.1%

2010/07/18 06:39

ながら視聴gooリサーチは2010年7月16日、メディア利用状況に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、テレビを観ながらパソコン(PC)でインターネットやメールを利用していることがよくある・結構ある人(「ながら視聴」をしている)は合わせて64.1%に達していることが分かった。特に男性若年層にその傾向が強い。一方、携帯電話を操作しながらテレビを観ている「ながら視聴」は全般的に女性の方が多く、特に10代は7割を超えていた(【発表リリース】)。

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今調査は2010年6月2日から4日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1561人。男女比は52.5対47.5、年齢階層比は10代16.1%・20代18.1%・30代21.4%・40代16.1%・50代15.8%・60代以上12.4%。(パソコンの)インターネット経由の調査であるため、世間全体と比べるとネット周りの回答にややプラスの結果が出ている可能性を考慮する必要がある。また、調査母体においては「パソコン経由でインターネットを利用できる人は100.0%」「携帯電話からインターネットを利用できる人は62.7%」となっている。

メディアが多様化したことで、テレビと他のメディアを同時に観ながら時間を費やす、いわゆる「ながら視聴」は日常化しつつある。【テレビを「つけている時間」と「観ている時間」の違いをグラフ化してみる】【ラジオは日中点け放し、新聞は朝食時…? 男性シニア層のラジオ・新聞・雑誌の利用率をグラフ化してみる】などでも触れているが、テレビをBGM代わりに付け、注力しながら観ている割合は数割にしかみたない状況が容易に想定できる。

今件でもどのくらいの注力度かは尋ねていないが、その「ながら視聴」をする対象としてパソコンや携帯電話が多く使われているのが改めて分かる。

↑ テレビを観ながらパソコン・携帯電話でインターネット・メール利用
↑ テレビを観ながらパソコン・携帯電話でインターネット・メール利用

全般的にパソコンの方がやや「ながら視聴」率が高いが、これは利用スタイル(パソコンは場所固定、携帯電話はどこででも、つまりテレビのない場所でも利用可能)が要因。

「情報のつまみ食い」「情報のマルチタスク取得」
さて具体的に階層別でそれぞれを見ると、色々と特徴が見えてくる。まずはパソコン。

↑ テレビを観ながらインターネット・メール利用
↑ テレビを観ながらインターネット・メール利用

全般的に青系統の色が多いことから、多数の人が「パソコンを利用する時はテレビを観ながら」の利用スタイルが多いことが分かる。特に男性20・30代にその傾向が強い。また性別や年齢階層の差があまり無いことも分かる。

一方で携帯電話では色々と差が出てくる。

↑ テレビを観ながら携帯電話でインターネット・メール利用
↑ テレビを観ながら携帯電話でインターネット・メール利用

ざっと見で分かるのは「パソコンと比べてながら視聴が少ない」「男性より女性の方が、高齢層より若年層の方が多い」の2点。後者は「元々女性の方が、若年層の方が携帯電話利用率は高いのだから当然」と考えるかもしれないが、各階層で「携帯電話でインターネットを利用している人の中で」答えてもらっているわけだから、その考えは当てはまらない。

つまり少なくとも調査母体では

「パソコンよりも携帯電話でネットやメールをする場合の方が注力度が高い」
「携帯電話でネットやメールをする場合、男性より女性の方が、高齢層より若年層の方がテレビ視聴をしながら使うことが多い」

ということになる。この傾向は【「テレビ観る」その時あなたは何をする? ケータイでメールやサイト閲覧は6割超に】でも指摘されており、テレビと合わせて考えると、特に若年層で「情報のつまみ食い」「情報のマルチタスク取得」が日常化していることがうかがえよう。

逆にいえば特に携帯電話では、男性、とりわけ高齢者で「マルチタスクが困難」な状態。男性高齢層が携帯電話を嫌うのも、注力しないと利用できない、言い換えれば大好きなテレビを観ながら使えないから、かもしれない。

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