間食 6割は「小腹がすいた時」
2010/07/12 19:30


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●「おやつ時」は65.8%
今調査は2010年6月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3987人。男女比は46対54。年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代32%・50歳以上22%。
【「毎日間食」女性は4割、チョコレートが大好き!】などの調査にもあるように、間食は特に女性において欠かせない食生活の一部となっている。また【江崎グリコ(2206)、ビジネスマンの勤務中における「ちょっと口休め」なおやつこと「男おやつ」が常識との調査結果】のように「男性でもおやつを食べて当然だヨ」とする風潮を啓蒙する動きもあり、【チョコレート、どんな時に口にする? 69.4%は「おやつとして」だけど……】でも触れているように「栄養補給や疲労回復のための栄養剤的な役割に期待する」面も強調されるようになっている。
今調査母体では頻度の差はあれど間食(朝昼夜の3食の食事以外)をする人は80.6%に達していた。その80.6%の人に、間食をする時間を複数回答で聞いたところ、もっとも多かった時間帯は「昼食から夕食の間」だった。いわゆる午後3時のティータイム、おやつ時だ。

↑ 間食をする時間帯(複数回答可、間食をする人限定)

一方で「夕食後」も4割近くの人が回答している。「深夜」が別枠で設けられていることを考えると、夕食を採った後に「家族団らんで、あるいは一人でくつろぎながら、ちょっと口元が寂しいのでスナックを口にする」という状況が想定できる。ただし「受験勉強や仕事を自宅に持参して夜半まで作業が続いており、深夜にうどんなどの軽食をとる」のは問題ないだろう。【「風邪引いたかも」と思ったら こじらせないためのひき始め対策】でも触れているが、うどんは消化の良い食品。脳の活性化にも一役買う。
●場面で聞くと「おやつ時」は第三位
ではこれを時間帯では無く、場面で聞くとどのような結果が出るだろうか。

↑ 間食の場面(複数回答可、上位10位のみ抜粋)

時間帯で「夕食後」と答えた36.9%について、「家族団らんで、あるいは一人でくつろぎながら、ちょっと口元が寂しいのでスナックを口にする」と表現したが、これに該当しそうなのが「くつろぎながら」「家族と一緒にいるとき」。一家団らんを楽しみながら、あるいは一人でテレビを観たりゲームをしながら、お菓子をつまむというのはありがちな状況だ。
「小腹がすくと間食をする」人が、間食人口の6割を占めるということは、全体比では48.4%が「食事以外の時間帯でも、お腹が少々すいたら我慢をせずに(時間を問わず)間食をしてしまう」食生活を過ごしている計算になる。
もちろん「小腹がすいたとき」と回答した人すべてが、「ちょっとでも空腹を覚えたら、お菓子をつままずにはいられない」わけではないだろう。しかし「定期的な食事のスタイルが健康的な体の源になる」「三度の食事をしっかり採ることが体にはプラスとなる」ことを考えると、少々問題のある傾向といえる。少なくとも「お菓子ばかり食べて肝心のご飯はほとんど残してしまう」という状況は個人自身も、そして子供達にも、避けるべきだ。
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