レビュー確認が前提な商品達
2010/07/13 05:30


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今調査は2010年3月8日から3月28日にかけて、世界55か国を対象に2万7665人のインターネットユーザーに対して行われたもの。国毎にインターネットの普及率・自由な回答が出来る比率が異なるため、「国全体の現状」よりは「国の中でネットを自由自在に使える層」における傾向ととらえた方が近い。

それでは日本では無く、世界全体で見た場合、商品レビューは商品購入の際の意思決定にどれだけ影響を及ぼしているのだろうか。「商品レビューに目を通してからでないと、何か不安で購入は躊躇してしまうな」という商品カテゴリを挙げてもらったところ、最上位には「個人用電化製品」がついた。

↑ 「オンライン上の商品レビューに目を通さなければ買わないよ」という商品

第二位は「自動車」。オンライン上で自動車を購入する人は少ないが、実車の感想はオンライン経由で知りたい、というところ(今設問の「買わない」は、ネット通販以外の店頭販売も含めたものであることに注意)。やはり微妙なクセ、メーカー側の対応などが気になるに違いない。最近では動画共有サイトも盛況なので、動画経由で「感想」を知る機会も得られるから、さらに便利ではある。
以下「ソフトウェア」「電話サービスの選択」「化粧品」などが続くが、インターネットによる口コミ・商品レビュー情報が気軽に手に入るようになった昨今、指摘されてみれば確かに「ネット上の事前情報を何も調べずに」購入を決断する機会はほとんど無くなった。「自分は良い、と思ったけど他人の人はどのように思っているのか」「自分が知らない長短所があるのでは」と不安になり、先輩諸氏の意見を聞くためにインターネットを検索し、商品レビューを確認する。
これは元資料でも指摘されているが、商品レビューは「良い買物仲間の口コミ」であり「専門家の意見」の立場にあるからに違いない。特に電化製品や自動車、ソフトは「実体験をした専門家の意見」が必要だ、ということなのだろう。よくよく考えてみれば、これらの「意見」は仮にインターネット経由で無くとも重宝されるもので(例えば雑誌の「商品購入体験談」「実利用レポート」的な記事など)、それが単にインターネットに媒体を移しただけなのだと考えれば、合点は十分にいくというものだ。
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