【更新】タイトルは13文字までが適切?

2010/07/11 19:35

13文字までよ記事執筆の中で、ある意味一番頭を悩ませるのが「タイトル」「題名」。以前【「つかみ」を得られるタイトルと見出し】【周囲から注目を集める10の「タイトルの付け方」】などで他所様の秘けつをまとめると共に、自分自身でも習得しようと色々やってみたが、最近はあまり思うようにいかない。そんなことをつらつらと思っている中、当方(不破)も参加している「Yahoo! トピックス」の【スタッフブログ】で目に留まる内容が掲載された。いわく、「トピックスの見出しも13文字以内でつけています」とのこと。非常に気になるので、少々調べてみることにした。

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「人が一度に知覚できる範囲は9-13文字程度」
元記事には次のように書かれている。

ところで、最近新製品が続々と出ているスマートフォン。
みなさんのなかにもお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんね。
スマートフォンでの関連情報エリアは見出しのみが最初は表示されていて、
見出しをクリックすると、書き込み内容の詳細が読めるようになっています。

京都大学大学院の研究によると
人が一度に知覚できる範囲は9-13文字程度なんだそうです。
ちなみにトピックスの見出しも13文字以内でつけています。

確かに携帯電話でも、ブックマークをするとタイトルの一部しか表示されないので、長いタイトルは不利だ。あらためてヤフーのトップページを見なおすと、確かに13文字(正確には半角文字が0.5文字扱いになるので13.5文字)までで統一されている。

↑ ヤフーのトピックス部分。13.5文字までですべて統一。
↑ ヤフーのトピックス部分。13.5文字までですべて統一。

このあたりの詳しい事情は、以前発売された『ヤフー・トピックスの作り方』に書かれている。ざっとまとめると、「ニュースの価値を一言で表す」「事実を正しくコンパクトに伝える」「無駄な表現は省く(省かざるを得ない)」などとなる。

また、「京都大学大学院の研究」云々は[エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻 下田宏氏の「マンマシンシステム工学視覚系指標の計測と分析(1)- 眼球運動-」(PDF)]にその言及を見つけることができる。いわく、

■知覚の範囲
・1停留中に知覚される範囲は9-13文字
・視覚情報はオーバーラップしながら取り入れられる

↑ PDFから該当部分を抜粋、赤ラインは当方で追加。
↑ PDFから該当部分を抜粋、赤ラインは当方で追加。

とのこと。実際、ヤフーは13.5文字がトピックス上のタイトルにおける原則として貫いているし、他のポータル系サイトでも13-15文字、長くて20文字(全角)が主流。なるほど、ヤフーのトピックス部分の、ビシッという効果音が聴こえてくるほどの引き締まったタイトルは、科学的な裏付けの元に付けられていたわけだ。

現実問題としてタイトルを13.5文字以内に収められるのか
現実問題として「タイトルを13.5文字以内に収める」手法を、自主ルールとして設定し、当てはめることは可能なのか。当方自身について考えてみたが、

・「資料として書かれており、後からタイトルだけで概要がざっと分かる必要がある」記事もある。
・定期更新系の記事(例えば【2010年6月分の景気動向指数は 2か月連続の下落、先行きも2か月連続の下落】)は難しい。
・「-をグラフ化してみる」などのような「主旨・タイトルがパターン化」しているものも難しい。
・写真中心の記事(例えば【小学一年生(2010年8月号・とびだす小一! 3D大特集号)】)は該当商品名・サービス名がタイトルになるので、13.5文字に収まるか否かは制御できない。
・新商品の発売のリリースを元にした記事も誤解を生む可能性が多分にあるので要注意。

など、いくかの事例において、不可能・困難なパターンが存在する。

↑ 写真記事一覧。商品名などが記事タイトルになるので13.5文字に収まらない。
↑ 写真記事一覧。商品名などが記事タイトルになるので13.5文字に収まらない。

ただしそれら以外の記事では、タイトルの付け方に今まで以上に注力する必要があるものの、十分可能と思われる。実は「試しに」とばかりに、今日掲載した記事について、この「13.5文字以内ルール」に従い、タイトルは付け代えてある。

・夫婦ゲンカ理由、トップは「相手の発言・態度」…子供が増えると教育・育児方法の対立激化 → 発言・態度が夫婦喧嘩の元に
・夕食作りの主婦56.4%が困ってるのは「時間が足りない」こと → 時間不足な夕食作りの主婦
・肯定的は日本や韓国・否定的は中国…アジアの商品レビュー傾向とソーシャルメディア事情を探る → 否定意見多い中国の商品感想
・介護者ストレス、介護者の6割強が「自認あり」 → 6割が自覚する介護者ストレス
・思わず「あるある」とうなづくソーシャルメディアジョーク達 → 思わずうなづくSNSジョーク達

さすがに13.5文字だと色々と(表現的・時間的・自身の能力的に)キツい場合も多い。かの【GIGAZINE様の話】では、システムの都合上とはいえタイトルの文字数は30文字強までに抑えてあるとのこと。そこで自主ルールとしては

・定点観測的なもの、「-してみる」シリーズ、写真記事など文字数が必要なものはこだわらない(ただし守れるのなら、直下のルールに極力従う)。
・それ以外の記事では原則13.5文字が上限。それが不可能なら15文字、それでもダメなら30文字を上限とする。

を設定してみることにした。色々と試行錯誤をしながらの試みなので、ついうっかりと長々としたタイトルをつけてしまうかもしれないが、やれる限りのことはやっていこう。

また、タイトルを短くすることで得られる間接的な効用として「13文字以内でおさめねばならないから、1つの記事で柱となる『伝えたい事』は一つに絞られ、タイトルから逆に記事全体のスタイルもすっきりとしたものになる」というものもある。元々この方針は数年前から採用していたが、今回のタイトルの付け方のルール設定で、さらにはっきりと出来るはずだ。

もちろん単に文字数を少なくするだけではなく、「ニュースの価値を一言で表す」「事実を正しくコンパクトに伝える」「無駄な表現は省く」の本筋を守るのは言うまでも無い。

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