航空券の購入増で景気回復?

2010/07/12 07:21

オンライン通販先に【商品レビュー、「愚痴」と「賛美」どちらを書くことが多い?】で調査会社のニールセンが2010年6月29日に発表した研究レポートを元に、「購入商品の感想をオンライン上に書くとき、賛美と愚痴、どちらが多いか」について触れた。このレポート【Global Online Shopping Report】にはオンライン通販(ネット通販)の多種多様な事情が語られており、非常に興味深い内容といえる。今回はそのレポートから「今後オンライン上でどんな商品を買うつもりか」の部分を見ることにする。特に以前と比べて購入性向が増加した、航空券やホテル予約に注目したい。

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今調査は2010年3月8日から3月28日にかけて、世界55か国を対象に2万7665人のインターネットユーザーに対して行われたもの。国毎にインターネットの普及率・自由な回答が出来る比率が異なるため、「国全体の状況」よりは「国の中でネットを自由自在に使える層」における傾向ととらえた方が近しい。

日本の場合、オンライン上での商品購入性向は【男性は本、女性は美容品やファッションアイテム・男女で異なるネットの買い物】【ネットショッピングの利用経験はパソコンで97.5%・ケータイで14.6%。「書籍・雑誌」がナンバーワン】などでも触れているように、書籍や化粧品、衣料品や靴など、いわゆる「身の回りの小物」が多い。それでは世界全体ではどのような物品が購入されている・される予定があるのだろうか。

↑ 今後6か月の間にオンライン経由で購入するつもりのある商品
↑ 今後6か月の間にオンライン経由で購入するつもりのある商品

【カードが減り現金増加傾向!? 米クリスマス商戦におけるクレジットカードの使われ度合いをグラフ化してみる】などでも触れているが、年末のプレゼント購入にはオンラインが多用される傾向があり、また購入内容も通常の種類とは異なる場合が多いため、11月-12月にかけては「普段オンラインで何を買うか」というデータを得るには好ましくない期間ともいえる。その点、今回のアンケートではその期間は該当しないのが幸い。

旅客機さて、上位を見ると「書籍」「衣服・アクセサリー・靴」「電気機器」などが上位を占めている。このあたりの傾向は日本とほぼ変わらない。興味深いのは「航空券」と「旅行・ホテル予約」。それぞれ32%・26%を示しているが、2009年における「購入したもの」の調査ではそれぞれ24%・17%の値だったという。つまりそれぞれ昨年より8ポイント・9ポイントの上昇となる。

資料ではこれら「旅行関係のオンライン購入が増加傾向にあることは、経済状況が改善しつつある兆しかもしれない」と解説している。確かに懐具合に余裕が出てくれば、旅行にも行きたくなるもの。そう考えれば、オンライン上での購入性向の高まりには、ある程度期待をしてもよいのかもしれない。

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