【更新】惣菜追加 夫の9割は容認

2010/07/16 05:14

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料理カップル【フジッコ(2908)】は2010年7月7日、既婚男女を対象にした「夕食づくりとお惣菜の活用」に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、夕食のおかずの品数が足りない場合に、妻がお惣菜を購入することについて、夫は概して肯定的であることが分かった。反発的な回答は5.9%でしかない。また妻自身も否定的な意見は少なめで、8割強が賛成派で占められていた([発表リリース])。


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今調査は2010年5月28日から30日にかけてインターネット経由で、東京都在住の既婚女性・既婚男性を対象としたもので、有効回答数は既婚男性400人・既婚女性800人。年齢階層は男性が20-50代で10歳区切りで100人ずつ、女性は専業主婦と共働き主婦が1対1で、それぞれ20-50代で100人ずつ・計800人。

同調査別項目で、夕食のおかずの品数については理想が3.0-3.3品、現実には2.5品という結果が出ている。そして品数と愛情には関連性があると考えている人は男女ともに多数を占めている。夫婦ともに、夕食の食卓における「おかず品数問題」は軽視ならざる問題といえる。

↑ 夕食の理想のおかず品数・平均値
↑ 夕食の理想のおかず品数・平均値(再録)

↑ 夕食において、おかずの品数は、愛情や気遣いが関係すると思いますか?
↑ 夕食において、おかずの品数は、愛情や気遣いが関係すると思いますか?(再録)

「品数は増やしたい、でも時間が無い」そんな主婦の選択肢の一つとして考えられるのが、コンビニやスーパー、あるいはインスタントなり冷凍食品で買い置きした「お惣菜」を利用すること。「手作りじゃないなんて手抜きだ」とする考えがある一方、「合理的だし、時間など様々な制限のある中で最良の結果を出すための妙案だ」とする見方もある。

それでは主に夕食の食卓から妻の愛情を少なからず覚え、食べることが専門の場合が多い夫から見て、「惣菜を使う行為」はどのように見えるのだろうか。

↑ 夕食で“あと一品”足りないとき、妻がお惣菜を購入することをどのように思いますか?(既婚男性)
↑ 夕食で“あと一品”足りないとき、妻がお惣菜を購入することをどのように思いますか?(既婚男性)

意外(?)にも、まったく気にならないという意見だけで過半数に達している。そして半ば割り切り的な「美味しければ(手作りだろうと惣菜だろうとどちらでも)良い」という意見39.0%を合わせると、9割以上に達してしまう。「手抜きだ」「許せない」とする回答は合わせても1割にも満たない。「夕食のおかず全部が惣菜」となると話は別だが、1品くらいならまったく問題が無い、これが夫側の総意。

では作り手・利用する側の妻はどのように考えているのか。

↑ 夕食で“あと一品”足りないとき、主婦がお惣菜を購入することをどのように思いますか?(既婚女性)
↑ 夕食で“あと一品”足りないとき、主婦がお惣菜を購入することをどのように思いますか?(既婚女性)

温めるだけでOKな惣菜実は妻側の方が、惣菜利用に関するマイナスイメージは大きい。「賢い」「割り切り」のような肯定的意見は8割を超えているが、「手抜き」「浪費」といった否定的意見も1割強に達し、夫側と比べても(多少ではあるが)罪悪感にさいなまれていることが分かる。

もし「夕食のおかずの数は増やしたいけど、お惣菜使うと『手抜きしてる?』と怒られるかもしれない」と考えている主婦がいたら、一度夫側に尋ねた方が良いだろう。自分が考えているより、夫は概して寛容的ではあるようだ。


■関連記事:
【お惣菜は週一回以上利用、手軽で便利だが「味が濃い」との意見も】


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