記念写真向けなマクド広告

2010/07/13 05:32

何でこんなポーズを?当方も先日、携帯電話で撮影した動画をYouTubeにアップロードし、【電球カード型ポケットライト】の記事中に掲載したが、最近は携帯電話やスマートフォンで誰でも気軽に動画や写真を撮影し、それを一般公開しして多くの人に閲覧される機会が得られるようになった。もちろんごく普通の情景を撮影してもいいが、何か「素材」があればそれを利用して「ちょっと面白い」モノを撮りたくなるのは人の「さが」というもの。その性質を利用したのが、イギリスでマクドナルドが展開したプロモーションだ(【Oddee.com】)。

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↑ ピカデリーサーカスで展開されたマクドナルドのプロモーション。
↑ ピカデリーサーカスで展開されたマクドナルドのプロモーション。

これはイギリスのロンドンにあるピカデリーサーカスで行われた、マクドナルドのプロモーション。複数の会社の広告が展開される電光掲示板の中で、マクドナルドのものが少々他とは異なる雰囲気の、ごくありふれた・日常的なイメージ写真や動画を次々に映し出している。そしてなぜかその看板の方を向いて、数多くの人がカメラを向けている。

端から見れば「何やってるんだろう」「あんなもの、撮る必要あるの?」と不思議がるかもしれない。しかしカメラを構える人の近くで対象となる広告を見ると、理由が分かる。マクドナルドの広告(色々なシーンを描写する「素材」、そしてマクドナルドのロゴ)と、知人とを重ねてファインダーの中にとらえ、まるでトリックアートのような写真を撮ろうとしていたわけだ。用意された「素材」は静止画向けや動画向けのまで多種多様なものが揃っているので、デジカメしかない人でも「動画で撮りたいな」と考えている人でもOK。

↑ 怒った時の古典的表現、耳から湯気が!
↑ 怒った時の古典的表現、耳から湯気が!

↑ こちらは動画向きな素材。カナヅチが何度となく振り落とされる。タイミングを合わせて「痛い」的な表情が出来れば、面白動画が完成
↑ こちらは動画向きな素材。カナヅチが何度となく振り落とされる。タイミングを合わせて「痛い」的な表情が出来れば、面白動画が完成

撮影された写真や動画は「記念写真」「面白写真」(動画)としてflickrやFacebook、YouTubeなどに投稿されるわけだが、当然マクドナルドのロゴも写り込むことになる。面白動画・画像として口コミで広がる中で、自然にマクドナルドのロゴマークも記憶に刷り込まれる次第。

マクドナルドのマックフルーリーが食べたいな……みたいな情景実際、ピカデリーサーカスは買物客はもちろん、多くの観光客も足を運ぶ場所なため、「記念に1枚写真を」というニーズは多い。そのような場所でこのような素敵な下準備が整っていたら、使わない手は無い。

「素材」の中にはマクドナルドのメニューを吹き出しの中に浮かべて「食べたいな……」的なシーンを表現する半直接的なものもあるが、ほとんどは上の「両耳から湯気」や「振り落とされるカナヅチ」「雨傘」「バーベル」のように、人のポーズと組み合わせることで楽しいシーンが撮れるもの。直接紹介したい社名や商品、その機能を直接映し出すのではなく、「記念撮影が行われやすい場所」という特性を活かし、利用者に便益を提供し、インターネット上での口コミ効果を狙うという、興味深い手法だ。

いわば観光地の描き割りのようなものだが、シンプルかつ「なるほど」と思わせ、微笑ましささえ覚えさせるプロモーションといえよう。


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