「ツイッターやSNSを広報宣伝に利用したい」企業全体4割強、オンラインゲームは2割程度
2010/07/07 07:11


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今調査は2010年6月25日から28日までの間に20歳以上の仕事勤めをしている人で、業務が「政府・自治体広報、企業広報、学校・医療法人広報、団体広報、IRなど」「広告宣伝・販売促進・プロモーション・ブランディングなど」「WEBサイト企画、WEBサイト管理など」「企業経営・マネジメントなど」のいずれかであると回答した人を対象に、携帯電話のインターネット経由で行われたもので、有効回答数は689人。男女比・年齢階層比は非公開。

それでは企業側ではどの程度、これらのメディアを使った広報や宣伝を行いたい、活用したいと考えているのだろうか。まずは注目を集めているSNSサイト(mixiやFacebookなど)とツイッターに限定し、各部局毎に意見を聞いた結果が次のグラフ。

↑ SNSサイトを広報または宣伝に活用したいと感じているか

↑ ツイッターを広報または宣伝に活用したいと感じているか
全般的にはウェブ周りの現場に一番近い「ウェブサイト担当」がもっとも「活用したい」と考え、次いで「宣伝担当」が強い意思を持っている。一方で「広報担当」「経営者等」の比較的上層部に居る人たちの腰は重いことが分かる。また個別で見ると、ツイッターに対する「ウェブサイト担当」の意向は極めて強く、「非常に強い」だけでも四分の一、「有る程度感じている」も含めると7割を超す結果が出ている。本人自身も活用し、その可能性をひしひしと感じているのだろう。
各サービス毎ではどのような認識の違いがあるだろうか。

↑ 各種ウェブサービスを広報または宣伝に活用したいと考えているか
やはり従来型の広報宣伝でも絶大な威力を見せる「口コミ」を認識しているからか「口コミサイト」への期待は極めて高い。従来からの事例が参考になる、あるいは権威を持つという点では「口コミサイト」以上の威光を持つ「ポータルサイトのニュース」もほぼ同数の高数値。また、先の「SNSサイト」「ツイッター」は「ブログサイト」とほぼ同等の期待度を集めているのが確認できる。
一方、「オンラインゲーム」は他のサービスと比べて値が低い。これは「ゲーム」という媒体・言葉そのものへの忌避感、そして他のサービスと比べて利用者が制限されており、宣伝効果も限られてしまうこと、そしてなによりも「オンラインゲームでの広報・宣伝とはどのような手法で行われるのか」自身が十分に把握できてないのが原因と思われる。

また、期待している・魅力を感じる人がいても、それを実践できるノウハウがあるか否かはまた別の話。本文中で「諸刃の剣」という表現を使ったが、使い方を謝ると効果どころか悪影響を及ぼす可能性も十分にある。企業側としては過去の事例を十分に研究すると共に、知恵者の助言を受け、慎重にかつ大胆に行動することが求められよう。
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