【更新】色々な国のたばこ価格を労働時間でグラフ化してみる

2010/07/06 05:21

たばこ【「たばこ税」増税どう思う? 喫煙者は反対63.2%、では非喫煙者は……?】などにもあるようにたばこの価格はこの10月に引き上げられることが決定している。いまだに賛否両論分かれているが、良く耳にするのが「他の国はどうなのかな」という話。直接的金額についての比較は、先に【色々な国のたばこ価格をグラフ化してみる】でWHO(国際保健機構)が2002年版として提示した[The Tobacco Atlas]からのデータを元にグラフ化したが、その記事本文中にもあるように個々の国の消費者物価などを考えると、単純な金額比較では難しいところもある。そこで今回は同じ資料から、「平均的な労働者が何分働けばたばこ1箱を買えるのか」について調べてグラフ化することにした。

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直接のデータは付随資料の【The Business of Tabacco(PDF)】。ここから「Malboroまたはそれに匹敵する国際的なブランドたばこ1箱を購入するのに何分働く必要があるか」について、分単位で換算した項目があるので、これを主な国について抽出。1国につき複数掲載されているものは時間が長い方を用い、値段の高い順に並べたのが次のグラフ。

↑ Malboroまたはそれに匹敵する国際的なブランドたばこ1箱を購入するのに何分働く必要があるか(2002年)
↑ Malboroまたはそれに匹敵する国際的なブランドたばこ1箱を購入するのに何分働く必要があるか(2002年)

インドでは2時間近く働いて
ようやくたばこが1箱買える
たばこの価格そのものが高くとも、それに比してその国の労働賃金基準が高ければ、たばこの相対的価格は安上がりなものとなる。逆に単価そのものが(為替レートを考慮して)安かったとしても、それ以上に賃金が安ければ、たばこは庶民の手には手に届きにくいものとなる。

このグラフを見る限り、(2002年当時だからというのもあるが)主要国では、金額的に日本が一番たばこが手に入りやすいという計算になる。一方一番手に入りにくいのはインド。現在では1箱1000円以上もすることで色々と話題に登ることが多いイギリスは、労働対価という観点ではアメリカの2倍程度に収まっていることが分かる。

たばこの価格を比較する際に、単純に金額を為替レートで反映させた上で比較するのではなく、このように別の物差しで測って検証するのも「あり」のような気がする。むしろこちらの方が「手に入れやすさ・難さ」という点では把握しやすいと思われるが、どうだろうか。

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