【更新】色々な国のたばこ価格をグラフ化してみる

2010/07/04 07:38

たばことお金【「たばこ税」増税どう思う? 喫煙者は反対63.2%、では非喫煙者は……?】などにもあるようにたばこの価格はこの10月に引き上げられることが決定している。いまだに賛否両論分かれているが、良く耳にするのが「他の国はどうなのかな」という話。間接的な事例は【値上げで禁煙者は増えるのか・諸外国に見る成功例と失敗例】でも紹介しているが、せっかくだからと色々調べたところ、先に別口で利用したWHO(国際保健機構)が2002年版として提示した[The Tobacco Atlas]にそのデータが含まれていることが分かった。少々古いが諸外国のたばこ価格を比較するのには十分ということで、今回はこれをグラフ化する。

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直接のデータは付随資料の【The Business of Tabacco(PDF)】。ここから「マルボロあるいはそれ同等の品目(Malboro or equivalent international brand)」について、1パッケージあたり米ドル換算した項目があるので、これを抽出。値段の高い順にいくつか並べたのが次のグラフ。

↑ マルボロ及び同等品の販売価格(米ドル換算)(2002年)
↑ マルボロ及び同等品の販売価格(米ドル換算)(2002年)

ヨーロッパ、特に北欧諸国の価格が高いが、これは【たばこと酒を止めれば月1万円のおこづかいがもらえる制度】などにもあるように、たばこの害に対する取り組み意識の高さが要因と考えてよい。また、為替レートの問題もあるため単純比較は難しいものの、日本のたばこが諸外国と比べて安価な立ち位置にあることが分かる(2002年当時1ドルは120円前後)。

諸外国ではたばこの値上げにより、喫煙者の間接的な減少を狙う政策をとる国が増えている。国や社会文化上の健康意識、喫煙に対する思い入れ、物価や消費性向、可処分所得などの違いもあるので一概に単純比較することは難しいものの、日本のたばこ価格は世界全体から見れば、まだまだ安値かな、というのが実感ではある。

ちなみに、上のグラフを生成したあとに色々と資料を探ったところ、財務省の【財政制度等審議会 たばこ事業等分科会(第11回)議事次第】内に【たばこ・塩をめぐる最近の諸情勢(PDF)】として、2006年前後のデータを見つけることができた。それを元にしたのが次のグラフ。

↑ 財務省資料によるたばこ価格一覧(2006-2007年、調査時の為替レートで日本円換算、銘柄は類似・同等品で)
↑ 財務省資料によるたばこ価格一覧(2006-2007年、調査時の為替レートで日本円換算、銘柄は類似・同等品で)

為替レートの考慮があるとはいえ、各国の消費者物価などの違いもあるため、単純な比較はややリスクを伴う。とはいえ、イギリスなどと他の先進諸国と比べて、日本は安い水準にあることが改めて理解できよう。

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