【更新】トレンドは踊り場か、それとも天井感か・2010年5月新設住宅戸数4.6%減

2010/06/30 19:30

国土交通省は2010年6月30日、2010年5月における新設住宅戸数のデータを発表した。それによると5月の新設住宅着工戸数は前年同月比で4.6%減の5万9911戸となり、先月の増加から再び減少を示したことが明らかになった。着工床面積は3か月連続して0.5%ではあるが増加を見せている。トレンドは踊り場状態か、あるいは天井感なのか、判断しにくい状況にある([発表リリース、PDF])。

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具体的な内訳は持家が4.8%と7か月連続の「増加」、貸家は13.5%の「減少」、分譲住宅は0.8%の「増加」。今回は持ち家部門に加え分譲住宅部門もプラスの値を見せる結果となったものの、分譲住宅の上昇率が急降下を見せている。原因も含め、先月言及した「絶対数の少なさが「ぶれ」として表れている」可能性が高い(地域別で詳細を見ると東京都心部で集中して増加しているのが分かる)。

新設住宅戸数の変遷
↑ 新設住宅戸数の変遷(2010年5月分まで)

今回発表分の2010年5月は、昨年9月に「マイナス幅の縮小」が確認されて以降少しずつ戻しを見せつつあるプロセスが、早くも山場を越してしまったように見える。

今回発表月は残念ながら前年同月比でマイナスになってしまった。昨年同月と同じ絶対値のプラス(例えば去年がマイナス10%ならプラス10%)ですら、同じ絶対値(戸数)には元に戻れないのだから、マイナス値であるということは「さらに状況は悪化している」と見てよい。

国土交通省では同日、住宅着工に一か月ほど先行するとされている建築確認件数も発表している(【「最近の建築確認件数等の状況について」発表リリース】)。これによると今回発表された2010年5月分データでは前年同月比8.7%プラスとなり、先月の10.6%プラス同様にプラス圏を維持している。ただし先月10.6%プラスですら住宅着工がマイナスだったことを考慮すると、来月もあまり好ましい数字は期待できない。


※2013.06.24.更新
今件記事は説明が多分に重なる部分などを省略した簡略版です。全体版及び最新版については【新設住宅戸数最新記事】にて掲載しています。

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