企業の成長と共に歩むことが良く分かる業務用自動車の広告

2010/07/02 05:15

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はじめはちいさな雑貨屋さん「裸一貫で事業を始める」という言葉があるが、実際に何もない状態からビジネスを始めることは難しく、仕事の基幹となる機材や車両がスタート地点となる場合が多い。例えば屋台のラーメン屋や移動式のお弁当屋さんが良い例だ。上手くビジネスが回れば規模は少しずつ拡大し、お店の規模も大がかりなものとなる。そのように規模が変化しても「スタート時からずっとあなたを支え続けますよ」という誠意ある姿勢が良く分かるのが、今回紹介する業務用自動車の広告である(I Believe in Advertising)。


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↑ 雑貨屋さんからミニマーケット、そしてスーパーマーケットへと大きく形を変えていく小売店舗。しかしその中心にある運送用のバンは変わらずに…
↑ 雑貨屋さんからミニマーケット、そしてスーパーマーケットへと大きく形を変えていく小売店舗。しかしその中心にある運送用のバンは変わらずに…

これはルノーの業務用自動車部門がブラジルで展開したポスター。企業の成長と共に歩み、支え続ける姿勢をイメージさせるため、お店が少しずつ発展して拡大していくその中央に、いつも変わらず大切に利用され続ける、そして企業を支える要となる業務用自動車が描かれている。

上のポスターの場合、一番内側の店は小さな雑貨屋さん。そして店が成長し規模を拡大することで、言葉通り一回り大きなミニマーケットになる。それでもルノーの業務用自動車がお店の中心に据えられ、業務を支えていることに変わりは無い。さらに店が繁盛し、またもや一回り大きなスーパーマーケットになっても、かの車の位置付けに変わるところは無い……というところだ。

企業の成長が年輪のように描写され、それが幾重にも重ねられて大きくなっていく中で、ルノーの業務用自動車はずっと変わらず企業を支え、そして企業からも愛されて中心的な立ち位置にある。ポスターのキャッチコピー「ルノーの業務用車両は創立時からあなたと共にあります」の言葉が大変重たく、そして自分の事では無いにも関わらず何となく嬉しささえ覚えてくる。

元記事には他にも運送会社と病院の場合のポスターも掲載されている。いずれも「小荷物扱い会社」「輸送会社」「総合物流会社」、「診療所」「病院」「総合病院」というプロセスを踏んで成長する企業と、その中心にいる業務用車両の姿が描かれている。


↑ 運送会社と病院の例
↑ 運送会社と病院の例

企業の成長を言葉通り、しかも分かりやすく表現すると共に、自社商品の業務用自動車が常に共にあり、企業を支え続けていることをイメージさせるあたり、大変優れた、そして微笑ましささえ覚えるポスターといえよう。


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