二大お惣菜の購入場面、「時間が無い時」あともう一つは?
2010/06/28 07:17


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今調査は2010年5月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3052人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代32%・50歳以上22%。
調査母体のうちお惣菜を購入する人は92.7%。特におにぎりやお弁当、調理パンなどが好まれている。

↑ あなたがふだん「購入して食べる」お惣菜類には、どのようなものがありますか(複数回答可)(再録)
それではこれらの人たちは、どのような場面でお惣菜を購入するのだろうか。選択肢をいくつか列挙して複数回答で聞いたところ、トップには「時間が無い時」、ほぼ同数で「作るのが面倒な時」がついた。

↑ どんな時にお惣菜類を購入しますか(惣菜購入経験者、複数回答)
食卓のレパートリーを増やしたい時や、コストパフォーマンスを考えた時、味を天秤にかけた時もそれなりの理由として回答者がいるものの、この2項目がずば抜けて多いことが分かる。
冒頭でも触れたが、この2項目はいずれも食事を作る人、あるいは食べる人(主に一人暮らしの場合)が多忙で、料理にかける時間が不足していたり、作る気力があまり残っていない場合であることが容易に想像できる。例えば一日のハードワークをこなしたあと「自宅に戻ってまた料理に何十分・何時間も費やすのは少々骨が折れるな」と考えながら帰路についていると、いつも美味しそうな惣菜がずらりと並ぶスーパーが目に留まる。「まあ今日は惣菜コーナーで何点か見つくろって夕食にしよう」と足をその店の入口に向ける、という状況だ。
また【専業主婦とパート主婦、家事時間の違いはどれくらい? 妻の家事時間】などでも触れているが、専業主婦以外の主婦は、少しでも家事の時間を減らしたいと考えるのが道理。仕事の帰りに惣菜コーナーをチェックしたくなっても、何ら不思議ではない。
惣菜をはじめとする「中食」の需要拡大は節約志向を起因とする、と折りに触れているが、利用者側の多忙感も少なからず影響を与えていると考えた方がよさそうだ。
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