【更新】プライベートブランドで一番良く買われているのは?

2010/06/27 19:30

プライベートブランドクロス・マーケティングは2010年6月23日、プライベートブランド(PB)に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、直近三か月以内でもっとも多くの人が購入したPBは「牛乳」だった。さらに牛乳は普段からPBを購入する人も多く、牛乳においてはPBが相当数浸透しているようすがうかがえる。一方、他商品では三か月以内にPBを購入した人でも、普段はNB(ナチュラルブランド)を購入する機会が多い人が多数を占めており、全体的にはNBがまだまだ主流であることがうかがえる([発表リリース])。

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今調査は2010年6月14日から16日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、年齢階層比は20代から60代まで10年区切りで均等割り当て。

PBとNBの違いだが、以前【「プライベートブランド使ってます」けれど主流はやっぱりノーブランド!?】で示したように、

・プライベートブランド(PB)……小売店業者やそのグループ、複数の業者による販売組織体がメーカーと共同で開発、小売店自身のブランド名をつけて発売する商品(食品が有名だが食品だけではない)。基本的にはその小売店業者の関連店舗でしか購入できない。

・ナショナルブランド(NB)……メーカー自身が開発し、どこでも手に入る商品。誰もが知ってる大企業の製品が代表的。

を意味する。昨今では大手スーパーをはじめとする小売各社が積極的にPBを開発し、自社グループ店における目玉商品・集客用アイテムとして活用する場面が多々見受けられる。

そのPBについて、今調査母体で過去3か月以内に次の品目のPBを購入したか否かをそれぞれ答えてもらったところ、もっともよく買われているのは「牛乳」だった。三人に一人以上は「PBの牛乳を過去三か月以内に一度以上は購入した」と答えている。次いで「お茶系飲料」が30.4%となり、この2品目が3割以上の回答率をたたき出している。

↑ 直近3ヶ月以内に購入したことのあるPB(複数回答)
↑ 直近3ヶ月以内に購入したことのあるPB(複数回答)

以前【「スーパーじゃなくてコンビニで」弁当・おにぎりは大人気。ではその逆は?】で、コンビニでは無く他店舗で購入する商品の上位として挙がった商品の一つに、「カップラーメン」があった。これはコンビニではNBのカップめんの販売が多く、PBが入手し難いのが大きな要因だった。今件調査データを見る限り、多くの人がPB製のカップラーメンを買い求めていることが分かる。

一方、これらPBを購入した人に、そのPB品目について普段どれくらいの割合でPBを買っているのかを聞いたところ、やはり牛乳のPB率はずば抜けて高い結果が出た。3人に2人ほどが「PBの方が多い」と答えている。

↑ 直近3ヶ月以内に購入したことのあるPBの普段の購入状況(購入経験者限定)
↑ 直近3ヶ月以内に購入したことのあるPBの普段の購入状況(購入経験者限定)

牛乳以外の項目では、「果汁系飲料」「レトルトカレー」「お茶系飲料」「乳製品」「ドレッシング・マヨネーズ類」位までが「PBとNB均衡」。それ以降になると「NB優勢」であることが分かる。特に同じ飲み物でも「果汁系飲料」はPBとNBが競っている一方で、「炭酸系飲料」「ビール系飲料」はNBの割合が高く、同品目におけるNB商品ブランド力の強さ、あるいはPBでまだまだ開発の余地があることがうかがえる。



プライベートブランド昨今ではコンビニ・流通大手が「冷凍食品」の分野で、PBを多数展開しているのが確認できる。単価が安いため、例えば帰宅途中でコンビニに寄り、惣菜を選ぶ感覚で冷凍食品をいくつか選ぶというものだ。それらだけで、あるいはご飯のおかずとして、夕食をたしなむという利用パターンが容易に想像できる。各種おかずやお酒のおつまみだけでなく、ラーメンやうどん、焼きピラフやピザなど主食になるものも多数あり、色とりどりの食卓を楽しむことが可能となる。

PBとはいえ中身は一流企業のNBと同じ、あるいはほぼ同等品のものも多数あり、味についても良好なモノが多い。今調査結果ではややNBが優勢な項目が多いが、各企業がこれまで以上にNBに力を入れるようであれば、この比率も少しずつ動いてくるに違いない。

ただし一方で、PBとNBの区別がつきにくくなりつつあるのも事実。売り手側としてはPBのNBの区別化にも留意しなければならなくなるだろう。

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