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専業主婦とパート主婦、家事時間の違いはどれくらい? 妻の家事時間をグラフ化してみる

2010年06月21日

専業主婦とパート主婦、家事時間の違いはどれくらい? 妻の家事時間をグラフ化してみる

2010年06月21日12:05

家事国立社会保障・人口問題研究所は2010年5月31日、第4回全国家庭調査動向調査の結果を発表した。家庭機能の変化・動向などを推し量れるデータが豊富に掲載されており、興味深い内容となっている。今回はその結果内容から「妻の兼業や夫の帰宅時間が、妻の家事時間にどのような影響を与えているか」について抽出し、グラフ化をしてみることにする(【該当リリースページ】)。

常勤妻でも3割は「平日1日4時間以上家事してます」
今調査は家庭機能の変化の動向や要因を正確に把握するため、家庭の出産、子育ての現状、家族関係の実態を明らかにすることを目的としており、今回は2008年7月1日に調査票を配布、回収した結果を集計したもの。有効回答票数は1万0192票で、今件はそのうち有配偶の妻(つまり夫がいる妻)が回答した6870票を分析対象としている。妻の年齢区分は29歳以下4.8%・30代19.9%・40代20.4%・50代23.3%・60代19.9%・70歳以上11.6%。

まずは妻が専業主婦か、それとも何らかの形で仕事をしているかでどれだけ家事時間に違いがでるか。【専業主婦の9割が「また働きたい」・最大の理由は「家計を助けたいから」】にもあるように、家計をサポートするために働きたいとするニーズが主婦にある。しかし1日は24時間しかないがため、働く時間が多くなればなるほど、家事の時間が減ってしまうのは物の道理。

↑ 妻の従業上の地位別にみた家事時間(平日)
↑ 妻の従業上の地位別にみた家事時間(平日)

↑ 妻の従業上の地位別にみた家事時間(平均・分)(平日)
↑ 妻の従業上の地位別にみた家事時間(平均・分)(平日)

専業主婦と常勤主婦との間には約1.7倍もの家事時間の違いがある。なお今データは「平日」の家事時間を示したものだが、「休日」のそれは無い。ただ、年齢階層別のデータ(こちらは「平日」「休日」双方がある)を見ると、パートに勤めることが多い40代・50代で、「平日よりも休日の方が家事時間が大きく増加する」傾向が確認でき、休日で平日のいきわたらない家事を補完している状況が見て取れる。

一方、常勤で働く妻でも、31.1%は「平日に」4時間以上家事をこなしていることになる。朝出かける前に1時間と計算しても帰宅後に3時間以上。帰宅が午後6時だとしたら、家事だけで最低でも午後9時までかかることになる。自宅での時間はほぼ家事で費やされる計算、となるのだろうか(「8時間以上」の人など睡眠時間がいかほどか……「常勤」といっても、半ドンが常という場合もあるだろうが)。

夫の帰宅が遅いと家事の時間も長くなる
それでは夫の帰宅時間と妻の家事時間にはどのような関係があるのだろうか。深夜帰宅ならともかく、「夫の帰宅前に妻がさっさと家事を終わらせて就寝してしまう」というパターンは考えにくく、夫の帰宅時間が遅いほど妻の家事時間は長い傾向が確認できる。

↑ 夫の帰宅時間帯別にみた家事時間(平日)
↑ 夫の帰宅時間帯別にみた家事時間(平日)

↑ 夫の帰宅時間帯別にみた家事時間(平均・分)(平日)
↑ 夫の帰宅時間帯別にみた家事時間(平均・分)(平日)

21〜22時の時間帯で平均値が落ちているのは、単なる誤差・ぶれの他に、「夫の帰宅を待たずに就寝する」ターニングポイントである可能性が考えられる。それをのぞけば、夫が帰宅する時間が遅いほど妻の家事時間は長めになる。19時前帰宅と22時以降の帰宅では、平日の家事時間は50分近い差が生じる。あくまで概算論でしかないが、妻の家事上の負担を減らす要件の一つとして、「夫が帰宅時間を早めにする」ということもあるわけだ。

実際には仕事の事情、会社内の付き合いもあり、サラリーマンの帰宅時間は思う通りにならない場合も多い。しかし帰宅時間が早ければ早いほど、妻の負担も減り得るということが頭にあれば、足取りも早くなるのではないだろうか。


■関連記事:
【専業主婦の9割が「また働きたい」・最大の理由は「家計を助けたいから」】




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