姿は見えずともアレのスゴさが分かるプロモーション

2010/06/22 06:41

足跡以前【本体はどこにも無いのにアレを強烈にイメージさせるプロモーション】で「実物が無いのにその実物がいるかのような演出を行い、観た人たちに強力な印象を脳裏に刻ませる」という広告手法を紹介した。存在自身が大きなもの、通常は存在しえないものに対して特に有効な手段なのだが、ほぼ同じようなやり方を実践している事例を、カナダの【カルガリー動物園】で展開されているアトラクションの広告で見つけることができた。具体的にはどのようなものかというと……(COLORIBUS.com)。

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↑ バス停が……
↑ バス停が……

↑ 大きな足跡が残されている。こいつがやったのか?
↑ 大きな足跡が残されている。こいつがやったのか?

↑ よく見ると「ディノサウルスは生きていた。よりリアルに、よりおっかないぞ」のコピーが描かれたカルガリー動物園のポスターが
↑ よく見ると「ディノサウルスは生きていた。よりリアルに、よりおっかないぞ」のコピーが描かれたカルガリー動物園のポスターが

これは今年2月にオープンしたカルガリー動物園のアトラクション、「ディノサウルスは生きていた(Dinosaurs Alive!)」を宣伝するもの(10月末までの期間限定の予定)。ディノサウルスだけでなく20体にも及ぶ「実物大の」恐竜を、100種類以上もの植物と共に展開。足を踏み入れた人はまさに映画『ジュラシックパーク』そのものを疑似体験できる。


↑ 「ディノサウルスは生きていた(Dinosaurs Alive!)」を伝える報道番組。Calgary Zoo Dinosaurs Alive。

要は見事に破壊されたバス停で目を引かせ、近寄って見てみると恐竜の足跡と共に「(このバス停の惨劇の張本人となるような)恐竜たちがカルガリー動物園に要るよ」ということをポスターで「さりげなく」公知し、見た人たちに「なるほど」と思わせる仕組み。先の『キングコング』同様、「それじゃ行ってみるか」と足を運んで対象物(今件では実物大の恐竜たちの創りもの)の大きさに驚き、「この大きさならあれくらい平気でやってしまいそうだな」と改めて思い起こさせられる次第だ。

カルガリー動物園では「ディノサウルスは生きていた」で展開されている「恐竜の怖さ」が、別の意味でよく分かる広告も展開している。

↑ 「……奴ら、もうどこかへいったかな」
↑ 「……奴ら、もうどこかへいったかな」

これはゴミ箱のフタの部分に、男性が隠れているかのようなシールを貼り、その下にアトラクションの宣伝ポスターを貼ったもの。下のポスターだけならごく普通の宣伝に過ぎないのだが、上に男性のシールを貼ることで「恐竜の怖さとリアルさ」(怖くてゴミ箱の中に隠れ、通り過ぎるのを待っている様子)を間接的に表現することに成功している。街中に本当に恐竜が繰り出したら、実際にこのようなことをする人が出てきそうで、思わず吹いてしまいそうな、そして「なるほど」と思わせる面白い手法ではある。

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