「ソーシャルメディア食わず嫌い」な人の耳に入れたい5つの真実

2010/06/18 06:57

「ソーシャルメディア食わず嫌い」な人【ソーシャルメディアの現状が分かるバイラルビデオの新作「Social Media Revolution 2」を視聴してみる】などで語られているように、Facebookやツイッターをはじめとしたソーシャルメディアは急速に社会への浸透を深め、その影響力を大きなものとしつつある。一方で「そんなの一部の人たちだけの話」「うちには関係ないし」と敬遠する人が多いのもまた事実。【Social Media Examiner】ではそんな「食わず嫌い」に向けて、「5つの真実」を語っている(基本的にアメリカでの話であることに注意。ただし日本でもあまり事情は変わらない)。

スポンサードリンク


1.「うちの顧客はソーシャルメディアなんて使ってないし」
どれだけの規模の企業かは知らないが、顧客のほとんどがソーシャルメディアを知らない、アクセスしたことが無いという状況は滅多にありえない。「(うちの商品は)高齢層向けだから関係ない」? そんなことないですね、ということで原文に提示されているのが次のグラフ。

↑ 主要ソーシャルメディアの利用者年齢階層区分。青系統ほど若く、赤系統ほど高齢
↑ 主要ソーシャルメディアの利用者年齢階層区分。青系統ほど若く、赤系統ほど高齢

個々のソーシャルメディア毎に階層ごとの幅の違いはあれど、各年齢階層でそれなりの比率の人たちがいるのが分かる。「若者だけ」「年寄りだけ」という状況では無い。メディアそのものの接触率? 携帯電話の利用を考えれば、その懸念も吹き飛ぶ。

2.「使ってみたところでうちの仕事にどれだけプラスになるか分からないし」
ソーシャルメディア活用による費用対効果の議論はこれまでにも多くの専門家によって行われてきた。なぜ議論が活発化するかというと、これまでのマーケティングとはスタイルがまったく別のものとなるので、これまでの方法論による測定がしにくいからだ。現在ではソーシャルメディアによって顧客の購入意図をかきたて、その多くを販売手段に導くことが、効果を示す一つの手法として確立されつつある。まずは「ソーシャルメディア経由で自サイト、できれば販売ページにどれだけの人が集まってきたか」について、アクセス解析を用いてチェックすれば良い。

3.「使うのはいいけど、管理する時間がないんだよな」
TweetDeck単に遊び用として使うのはともかく、企業として何らかの魅力ある価値を見出すような発言をしたり、場を構築するには、それなりの時間が必要。しかしその時間に見合う、あるいはそれ以上の価値を創造できれば「時間が無い」という言葉は無意味なものとなる。そして「ソーシャルメディアで費やした時間は、オフライン・実社会での会話と同等の価値を持ち得る」ことに気が付くはずだ。

もちろん時間の有効活用のため、さまざまなツールを使って賢く立ち回ることは当然の話。例えばツイッターなら【HootSuite】【TweetDeck】などが好例。また、ソーシャルメディアによっては、一つのメディアで記事を掲載すると、連動して他のメディアにも同様の記事を配信してくれる仕組みが用意されている。それを活用するのも一つの手。

4.「ソーシャルメディア上で何か発言すると、何か色々とネガティブなコメントが寄せられるし」
誰も自分の商品や仕事に対する否定的な意見を耳に・目にするのは気持ちの良いモノでは無い。その上、ライバルがほくそ笑むかもしれないし、顧客予備軍が離れてしまうかもしれない。しかしソーシャルメディアでは「透明性」「反応の良し悪し」がすべてを支配することを忘れてはならない。

もし顧客が正当なルールにのっとる形で不平不満をもらすのなら、カスタマーサービスを充実させて誠実な対応をし続けることで、その対応自身が自社への評価につながる。顧客が不条理なクレームをし続けるとしても、ソーシャルメディアにアクセスしている人は、どちらが正しいのか、信じるべきか、信頼がおけるかを「適切に」判断してくれる。

5.「ソーシャルメディアって大変でしょ、色々と?」
残念ながら(!?)これは誤認では無く事実。しかしその激務に見合うだけの成果は(方法論さえ間違っていなければ)確実に得ることができる。そして毎日の業務の際の「行動予定のチェックリスト」にソーシャルメディアへの取り掛かりを加えることも、日常茶飯事的なものとなるはず。顧客との対話の手段であり窓口であり最適なツールこそが、ソーシャルメディアなのだから。

「4.」の部分で当方(不破)が追加注意をしておくと、中には「サクラを使ってネット内の世論やクレーマーたちの意見を誘導すべき」と助言する業者や専門家がいるかもしれない。その手法は一つの手であることは事実だが、おススメはできない。【ステルスマーケティングが×なワケ……プラスがマイナスに転化する時のエネルギー】で解説しているように、ステルスマーケティング同様(あるいはサクラもステルスマーケティングの一手法といえる)、この類の方法は「期間区切りの単価(マンパワー)」は安いかもしれないが、発覚した時のリスクは途方も無く大きい。しかも一度この手法を使うと、永遠に「発覚するかも」という恐れと対峙し続ける羽目になる。単純な費用対効果で計算しても、これが割に合うわけがない。

ともあれ、どんなものでも新しい技術を活用する際には、「はじめの一歩」が一番大事。1は2倍すれば2になるし3倍すれば3になるが、ゼロは何倍してもゼロでしかない。その一歩を踏み出すことで、「ビッグウェーブ」に乗ることができるだろう。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー