タマまでレゴなレゴ製スナイパーライフル
2010/06/12 12:00


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↑ Lee Enfield Bolt Action Sniper Rifle。
これはレゴでライフル本体を作ったのみならず、「弾丸までレゴブロック」なスナイパーライフル。動力は見てお分かりの通り「輪ゴム」。ある意味「輪ゴム鉄砲」で間違いないが、これまで紹介したものが「輪ゴムの伸び縮みで輪ゴムそのものが飛んでいく」ものだったのに対し、今回のは「輪ゴムの伸び縮みを利用してレゴを飛ばしていく」もの。動力機構がより複雑なものになるのは必至で、それだけでも「よくぞここまで」と感心させられる。
製作者のサイト(英語)に目を通すと、
・本物のボルトアクションタイプの銃(ボルトレバーを引いて押し出すたびに新しい弾が装てんされる)同様に、レバーを引くとレゴの弾が装てんされる
・銃身の先につけて安定させるスタンドは折り畳み、分離が可能
・スコープ部分はレゴの構造の関係から少々ズレが生じている
・稼働機構は実はかなり単純で、滅多な事ではジャムらない(どこかに引っかかって動作不能にならない)
などの記述が確認できる。元となった銃は「リー・エンフィールド スナイパーライフル」というイギリスの狙撃銃で、性能は今一つのところがあったが長きに渡って愛用され、イギリスではいまだに好んでこの銃を使う人がいるという(【同銃の詳細はこちらを:Shooting Tips】)。
製作者本人は「単純な機構」と謙遜しているが、ちゃんとレゴでマガジンケース(銃弾を入れるケース)を創り、さらにそのマガジンケースにレゴを銃弾として押し込ませ、それをライフル本体に差し込んで作動させるだけでも、開いた口がふさがらないほどの驚き。


↑ マガジンケース差し込み部分とボルトアクションの部分。見た目を似せただけでなく、本物同様に動作するのだから腰が抜ける
この作者は他にも、ゲームに登場した銃や本物の銃を元にした、レゴ製の銃を大量に制作している。ただ単に見た目をそっくりに作り上げただけのものもあるが、今回のように可動式のも多数確認できる。

↑ 共産圏の銃としてもっとも有名なAK-47。こちらもレゴ弾丸を発射可能。
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるが、この作者は銃とレゴの双方をこよなく愛しているに違いない。
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