【更新】マイナス五千円札一枚分の4万0600円・「減った」17.3%「増えた」は6.6%!-2010年のサラリーマンのこづかい事情

2010/06/10 05:14

新生銀行グループの新生フィナンシャル(旧GE Money)は2010年6月8日、2010年におけるサラリーマンのおこづかい調査の結果を発表した。それによると最新データによるサラリーマンのおこづかいの平均額は4万0600円となり、【昨年のデータ】と比較して5000円のマイナスとなった。こづかいが下がった人が上がった人の割合を約10ポイントほど上回るなど、サラリーマンのふところ事情は具体的に表現するなら「五千円札一枚分」厳しさを増している(【発表リリース】)。

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今調査は2010年4月16日から17日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は全員男性で、年齢階層比は20代から50代まで10年区切りで均等割当。年収比は300-500万円がもっとも多く28.4%、次いで500-700万円が26.6%、700-900万円未満が17.9%など。未婚・既婚率は41.3対58.7、同居の子どもの有無は「いる対いない」が45.0対55.0、奥さんの就業状況は49.9対50.1(ここのみ母数が既婚者の587人)。なお今調査は1979年からほぼ定点観測的に行われているが、毎年同じ人物を調査しているわけではない。

年齢階層別のおこづかい推移は次の通り。

2009・20010年における年齢階層別サラリーマンのお小遣い
↑ 2009・2010年における年齢階層別サラリーマンのお小遣い

減少額は30代がもっとも大きく、元々額が大きい(、そして独身率が一番多いと思われることから自由配慮が効きやすい)20代でも減少している。元々次のグラフにあるように、若年層の方が昇給機会も多く、お小遣いアップの原資・きっかけも多いはずなのだが、それでも減少結果にあることから分かるように、生活に対する「備え」の姿勢を強固なものとしている・出費そのものがかさんでいるなどで、お小遣いの増加には回せない事情が想像できる。

昇給の有無
↑ 昇給の有無

また、小遣い額の変化については、「変化無し」が76.1%と4人に3人は現状維持という結果が出た一方、「ダウン」は「アップ」と比べて10.7ポイントも多く、全体的にはこづかい額縮小に追い込まれた人が多い事を示唆している結果となった。さらに昨年の同等計算では10.4ポイントであり、わずかながらも増加している=事態が悪化しているところも見逃せない。

こづかい変化の有無と状況
↑ こづかい変化の有無と状況(※2010年20代の値は当方で再計算)

特に年齢階層別に見ると歳を経るごとに「アップ」が減り「ダウン」が増えるなど厳しさを増していることが確認できる。昇給の有無やこづかいそのものの絶対額との関連も皆無ではあるまい。

なお公開されているデータを元に、毎年のサラリーマンの小遣い状況の推移と、日経平均株価(年末の値、2009年は6月8日終値)をかぶせると次のようなグラフができあがる。

GE Money・新生フィナンシャル発表の「サラリーマンの平均小遣い額」と日経平均株価の推移
GE Money・新生フィナンシャル発表の「サラリーマンの平均小遣い額」と日経平均株価の推移

一部未調査の年があるため歯欠け状態だが(当方で破線にて補完)、直近では底打ちから上昇機運にあったものが一昨年その流れを打ち崩され、今年は去年の低水準からさらに一段落大きく低下したのが分かる。さらに日経平均株価とサラリーマンの小遣いの間にはその起伏において相関関係があることが改めて確認できる。「金融商品への投資なんてしていないから、株価の変化など関係ない」という人も、「株価の上下が小遣いの上下にも連動する傾向があるんだヨ」という事実を伝えられれば、経済全体や株価への見る目も変わってくるに違いない。


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