iPadが欲しいのか、それともタブレット機が欲しいのか!?

2010/06/07 07:09

ネットブックとiPad日本国内での発売後、賛否両論色々混ぜこぜな形で話題に登ることが多くなった、Apple社のタブレット型情報端末iPad。まだ上手な使用方法については試行錯誤の状態が続いているが、機能上の立ち位置としては昨年大いにパソコン市場を盛り上げた「ネットブック(ミニノート、ラップトップパソコンより小さくて機能をネットアクセスメインに切り詰めたモバイルパソコン)」に近い。iPadの発売では世界に先行し、当然浸透スピードも速いアメリカの家電製品比較サイト【Retrevo】が先日(2010年6月2日)、iPadと、Googleが無償提供しているAndroid OSを搭載した端末の関係について興味深い調査結果を公開していたので、今回はこれを紹介することにしよう(【元記事:Can Anything Stop Apple and the iPad? 】)。

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今調査はRetrevoの利用者を対象に1000人以上のアメリカ人に対してインターネット経由で行われたもの。年齢階層や性別などは未公開。なお調査をしたのはRetrevoだが、調査対象はRetrevo会員以外であり、「調査母体がネット通販で家電などを購入することに興味関心がある人」に限定されているわけではない。

まずはiPadを買うのを止めた、買う計画が元々無い人たちに、「何でiPadを買わないのか」と尋ねた結果。最大回答層は「必要ないから」で52%、次いで「価格が高すぎるから」で38%、「何となく」が10%という結果になっている。

↑ なぜiPadを買わないのか(iPadを買わないことにした、買う計画が無い人対象)
↑ なぜiPadを買わないのか(iPadを買わないことにした、買う計画が無い人対象)

興味深いのは、元資料には詳細なデータが無いが、調査対象を「現在iPhone保有者」に限定した場合、「必要ないから」の回答が26%でしかないこと。恐らくは「高すぎるから」がトップについているのだろう。iPadとiPhone双方の利用者がよく「iPadを操作した後にiPhoneを使うと、その小ささに改めて驚く」というぼやき(あるいはノロケに近いモノ)を口にするのを(ネット上の書き込みで)目にするが、それだけiPhoneユーザーはiPadに対して親近感、あるいは同族意識的なものを持つものと思われる。

もう一つは、iPadと共に飛躍を続けているAndroidとの関係について。両者を比較対照した場合、どのような要素がiPadではなくAndroidを選ばせるか、逆説的に考えればiPadの長短所がすけて見える調査結果。

↑ 何があったらiPadではなくAndroidのタブレット機を買う?(複数回答、タブレット機の購入を検討している人対象)
↑ 何があったらiPadではなくAndroidのタブレット機を買う?(複数回答、タブレット機の購入を検討している人対象)

やはりお値段が一番気になる項目のようで、「iPadより安ければ選ぶよ」という人がもっとも多い。第三位の「値引き」とあわせ、金銭勘定には相当厳しいようだ。Verizonとはアメリカで第二位の通信キャリアで、キャリアの選択もタブレット機の購入においては少なからぬ影響を与えていることが分かる。

これらのデータを見ると、「今後」タブレット機を購入する可能性がある人においては、iPadの機能やiPhoneとの連動性・共通性を気に入りiPadを選ぶ人がそれなりにいる一方、多くの人は「自分の身の丈に合ったタブレット機」が欲しいのであり、「iPadが欲しい」わけではないことが分かる。そして何を選ぶかについての重要な要素は「お値段」と考えてよさそうだ。逆にいえば性能の面ではさほど変わりが無い、魅力的に差別化できない、と見て問題はなさそうである(もっとも「差が分からない」という面も多分にあるだろうが)。

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