iPhoneとAndroidが猛追撃中…米スマートフォンの現状をグラフ化してみる

2010/06/06 07:57

iPhoneとAndroid現在モバイル端末業界・市場全体において、一番ホットな話題を集めているのはiPadだが、それと前後して、あるいは陰に隠れる形で、iPhoneをはじめとしたスマートフォン(携帯電話やPHSに、携帯情報端末(PDA)を融合させたもの。ミニノートに近い携帯電話をイメージすればよい)に対する注目も高まりつつある。【ケータイは相手とのお話やメール、スマートフォンはゲームやネット…使い分けが進む二つの「モバイル」】にもあるように、日本国内では携帯電話とスマートフォンの双方を上手く使い分ける手法が浸透しつつあるようだ。そのスマートフォンでシェアに関してつばぜり合いを続けている、Apple社のiPhoneとGoogleが無償提供しているAndroid OSを搭載した端末について、興味深い調査結果が先日【ニールセン】から発表されていた。あくまで調査データの一部で、しかもアメリカを対象としたものだが、興味深い結果を見せている。

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まずはモバイル系端末保有者のうち、スマートフォンを持っている人の割合。「Q」とは四半期を意味するが、四半期ごとに保有率が少しずつ上昇を見せているのが確認できる。

↑ モバイル系端末保有者のうちスマートフォン保有者
↑ モバイル系端末保有者のうちスマートフォン保有者

この成長を大きく支えているのが、冒頭で触れたiPhoneとAndroid。スマートフォンのシェア比においても、アメリカで主流のブラックベリーは漸減を見せ、iPhoneとAndroidは順調に成長している。

↑ スマートフォンのマーケットシェア(2010年第1四半期とその前期)
↑ スマートフォンのマーケットシェア(2010年第1四半期とその前期)

特に興味深いのはiPhoneで、このままの状況が続けば1年内にブラックベリーのシェアを抜く計算になる。

スマートフォンは当然携帯電話より多機能で、その分価格も高い。当然、どのような所得層が使っているのかも気になるところ。今調査結果では、iPhoneユーザーの方がAndroidユーザーよりも裕福層の比率が高いという結果が出た。端末そのものの価格を考えれば、当然かもしれない。

↑ モバイル端末所有者の年収区分
↑ モバイル端末所有者の年収区分

最後に、日本の携帯電話市場でも何かと話題に登る、「次に端末を買い替えるとしたらどの端末にする?」という疑問。

↑ 現在所有端末別「次モバイル買う時どの端末にする?」(2010年1Q)
↑ 現在所有端末別「次モバイル買う時どの端末にする?」(2010年1Q)

Android所有者が次にiPhoneにする比率は、iPhone所有者が次にAndroidにする比率の2倍。比率だけで勘案すると、iPhone所有者の方が忠誠心(笑)が高いことになる。ただし、現在の保有者数そのものは大体3対1(上のグラフにもあるように、28%対9%)なので、純粋な「ライバル機種へ移行する」人数比で考えると、iPhoneからAndroidに移る人の数の方が多いという計算になる。

ちなみに詳細なデータは出ていないが、Windows Mobile所有者が次もWindows Mobileを使う割合は34%、Blackberryは47%に過ぎない。残りの多くはiPhoneやAndroidに移行することが容易に想像できる。



今データを見る限りでは、米スマートフォン市場においては「現状では」Blackberryがトップに有るもののiPhoneがすぐ後ろに付き、その後をWindows MobileとAndroidが追いかけている。そしてWindows Mobileは息切れ状態、iPhoneとAndroidはスタミナモリモリでこれからまだまだ加速しそうな状況。

当然シェア(≒普及台数)が増加すれば、対応アプリケーションも増え、便利さも増し、さらにユーザーへのアピール度を高めることになる。iPhoneがスマートフォンのシェアトップに立ち、その後をAndroidが追いかける構造に変わるのも、そう遠い日の話ではあるまい(もちろんWindows Mobileが盛り返す可能性もあるが)。

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