あの映画のワンシーンに飲み込まれた気分になれる地下鉄通路の側壁広告

2010/06/14 06:58

津波だ-かつてノストラダムスの大予言に基づき「西暦1999年7月に人類が滅亡する」云々という話が盛り上がったが、昨今ではマヤ文明の暦を元に「2012年に人類は滅亡する」という説を唱える向きがあり、話題になっている。昨今ではその滅亡説をテーマにした『2012』という映画が上映されたことで、多くの人の脳裏に2012年という年代と、数々の映画のシーンが刻まれてしまう。その1シーンを思い起こさせ、あるいはイメージさせて映画への関心をかきたてさせるのが、今回紹介するブラジルの地下鉄での側壁広告だ(【The ADS of the World】)。

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↑ 壁の両脇から迫りくる津波。一部はすでに床板にまで達し、まさに「その一瞬」を止めたような状態
↑ 壁の両脇から迫りくる津波。一部はすでに床板にまで達し、まさに「その一瞬」を止めたような状態

↑ トレイラーにも登場した有名なシーン(空母ジョン.F.ケネディがホワイトハウスに激突するシーン)や映画のタイトルもばっちり。右側は……記念撮影中?
↑ トレイラーにも登場した有名なシーン(空母ジョン.F.ケネディがホワイトハウスに激突するシーン)や映画のタイトルもばっちり。右側は……記念撮影中?

映画そのものは予言通り2012年に地球をひっくり返すような大天災が起きるというものだが、その一つにビルや山々をも包み込む大津波がある。今件の側壁広告はそれを再現したもので、側面一杯(長さは約45メールほど)に襲いかかる津波を描き、まさに飲み込まれる寸前の瞬間を表している。地下鉄の通路を行き来する人は、瞬きする間に自らの体をもみくちゃにするであろう津波を前に、圧倒感と絶望感を抱き、映画の緊張感を疑似体験できる。

地下通路の側壁広告は多種多様なものがあり、よほどのインパクトが無いと多くの人には「背景」と認識され、記憶にすら残らない。自分が普段利用している地下鉄や一般の鉄道駅の看板で、どんな看板があったのかはっきり覚えているものがないのを思い返せば、すぐに理解できる。

今件の広告はダイナミックに50メートル近い側壁をすべて使い、津波の大きさを再現していること、壁だけではなく床の一部にまで浸食させることで「飲み込まれるその一瞬」を見事に再現し、多くの人から関心を集めることに成功している。「この津波が本当なら、一瞬の後、自分達はどうなるのだろう」と思いを馳せ、映画を観て、同様のシーンで再び地下鉄でのこの場面を思い起こすに違いない。

映画の内容は賛否両論とのことだが、少なくともこの広告に遭遇した人は「何だか凄そうだゾ」と感じたことだけは掛け値なしといえよう。

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