平均463万円・20代後半は約2割減!? ウェブ制作関係者の年収もツラい状態

2010/06/02 07:01

お財布事情ソフトバンクヒューマンキャピタルは2010年6月1日、インターネット関連業界で働く社会人を対象にした、給与に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ウェブ制作関係者の平均年収は463万円であることが分かった。年功序列制的なところもあるのか、年齢と共に給与は上昇する傾向にある。また2年前の同様の調査と比べると20代前半以外はすべての年齢階層で減少を見せており、不況の影響が色濃くにじみ出ている結果となった(【発表リリース】)。

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今調査は2010年5月20日から24日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は300人。対象はインターネット関連業界で働く人で、年齢階層や男女比は非公開。職種別ではウェブプロデューサー・プランナー職、ウェブディレクター職、ウェブデザイナー職がそれぞれ100人。

不況による手取りの減少の影響はウェブ制作関係者にも容赦なく襲いかかる。今調査でも2年前の同様調査と比較し、全体では55万円・率にして10.6%もの年収減少が確認できた。

↑ ウェブ関係者の平均年収(万円)
↑ ウェブ関係者の平均年収(万円)

年齢階層別では歳を重ねるにつれて給与が上がる点は2年前と変わらず、年功序列制的な傾向を示しているが、それぞれの年齢階層内での2年前との比較をすると、20代前半以外はいずれも減少を見せている。特に20代後半は約2割減という厳しい状態にあることがうかがえる。20代前半が唯一前回と比べて上昇しているのは、人材確保のためだろうか。

これを職種別に見ると、ウェブプロデューサー・プランナーがもっとも高く575万円。ついでディレクター503万円、デザイナーが312万円となっている。こちらもやはり2年前と比べて大幅な減少が見てとれる。

↑ ウェブ関係者の平均年収(職種別、万円)
↑ ウェブ関係者の平均年収(職種別、万円)

なお他の職種に比べ、ウェブデザイナー職の減収ぶりが22.2%と非常に大きなものとなっている。これは今回の調査母体でウェブデザイナー職に該当する人において、役持ちでは無い人(つまり平社員)が9割に達し、他の職種と比べて大幅に多い(ディレクターは49.0%、プロデューサー・プランナーは40.0%)なのも一因。ただし2年前と比べるとウェブデザイナーでも平社員は76.0%に留まっていたところを見ると、単に「統計上のぶれ」以外に「ウェブデザイナーが役職を割り当てられていない」可能性が見えてくる。

比較的活力にあふれた業態に見えるウェブ制作業界だが、お財布事情は他業種同様厳しい状態に置かれているようである。

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