花王のトップは続く、鉄骨飲料新CMが大量導入(テレビCM出稿量動向:2010年4月分)

2010/05/20 12:00

シーエムナビは2010年5月19日、関東・関西・名古屋主要三地区のテレビCM(コマーシャル)の2010年4月度各種ランキングデータを発表した。それによると、同月における関東・関西合計の「テレビCM放送回数」「テレビCM放送秒数」は、両方とも花王がトップ、サントリーが次点となった。新年度を迎えて各社とも新商品を多数展開し、その商品のアピールのためにテレビCMを大量に出稿したものと考えられる。

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データの取得場所の解説や各種データの意味などの説明は、一連の記事まとめページ【定期更新記事:テレビCM出稿量動向(シーエムナビ)】に収録されている。そちらで確認をしてほしい。

公開データを元に、関東・関西(名古屋は数が少なめなど統計上の理由で略、以下同)の各値を合計し、全国区に近い形でのランキングを生成したのが次の図。

月間 テレビCM放送回数 広告主ベスト10(2010年4月、関東・関西地区合計)
↑ 月間 テレビCM放送回数 広告主ベスト10(2010年4月、関東・関西地区合計)

月間 テレビCM放送秒数 広告主ベスト10(2010年4月、関東・関西地区合計)
↑ 月間 テレビCM放送秒数 広告主ベスト10(2010年4月、関東・関西地区合計)

・新年度の新製品ラッシュ
・花王はいつもの夏季攻勢!?
全般的な傾向だが、まず最初に気がつくのは先月と比べて放送回数・秒数共に上位陣の数字が大きい事(同時に下位層はあまり変化がないことにも留意されたい)。とりわけ上位2社の回数・時間が非常に大きく伸びているのが分かる。2社のうち花王については【大企業のテレビCM出稿量推移をグラフ化してみる……(1)花王】のグラフを見れば分かるように、毎年新年度から夏季にかけて(新商品の展開と共に)テレビCMを大量に投入する傾向がある。今年もそのパターンに沿った広告出稿をしているようだ。一方でハウス食品や興和新薬などの「フリースポット契約」がメインの企業は、前社はトップテン圏外、後者も下位層にあることから、やはり新年度を迎えて各社CM攻勢が進んでいる状況が確認できる。

●個別案件:花王とサントリー
個別で気になる動きをあげると、やはり今月は上位2社に注目せざるを得ない。まずはサントリー。先月は「俺はもう地位もいらない」ではじまる、【サントリーコーヒー ボス 大人の流儀 -脂肪ゼロ・砂糖ゼロ-】のテレビCMの大攻勢をかけていることについて言及したが、今月は3月30日に放送を開始した鉄骨飲料のCMが大量に投入されている。

鉄骨飲料のテレビCMといえば鉄骨娘たちが「そ-れそ-れ、鉄骨飲料♪」のメロディで踊ることで知られている。今回は商品自身のリニューアル(瓶からペットボトルに入れモノが代わり、内容量やカルシウムが増量)に合わせて展開されたもので、以前のCMとはトーンが異なり、「頼りになるのは自分とカルシウムだけ」と悲哀に満ちたものとなっている。

花王は上記にあるように毎年恒例の「夏季攻勢」だが、ビデオリサーチコムハウスの公開データから該当期間に放送を開始したテレビCMを挙げると

・バスマジックリン泡立ちスプレー壁の防カビプラス
・ソフィーナ ボーテ デイプロテクター
・グレイスソフィーナ薬用化粧水
・ソフィーナ オーブクチュール デザイニングマスカラ
・ビオレu家族みんなのさらさらミルク
・ビオレu手指の消毒スプレースキットガード

と計6種類もの商品CMを打ち出している。これだけいちどきに出稿すれば、時間・回数共にトップについても不思議ではない。例年のパターンからいけば、8月くらいまでは花王の独断場が続くことだろう。

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