プレゼントの応募手段、まだまだハガキが健闘中!?

2010/05/18 12:00

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ハガキを投函マイボイスコムは2010年4月26日、プレゼントやキャンペーンに関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち過去一年間にプレゼントなどへ応募した経験がある人においては、パソコンを使ってインターネット経由で応募した人がもっとも多いことが分かった。78.0%がネット経由とのこと。一方でハガキを利用した人も57.3%と6割近くを占めている。今件がインターネット経由で行われた調査であることを考慮すれば、ハガキによるプレゼントへの応募も、まだまだ多数の人が行っているようである(【発表リリース】)。


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今調査は2010年4月1日から5日にかけてインターネット経由でおこなわれたもので、有効回答数は1万3710人。男女比は46対54。年齢階層比は10代1%・20代13%・30代33%・40代31%・50歳以上22%。

調査時点において直近一年間で、商品やサービスのプレゼント・キャンペーンに応募をした人は68.3%に達している。「10回以上」が22.8%もいるところを見ると、調査母体はプレゼントなどへの応募を好む傾向があるようだ。

↑ あなたは直近1年間で何回くらい、商品やサービスのプレゼント・キャンペーンに応募をしましたか(ネットモニター会員の登録キャンペーンなどは除く)
↑ あなたは直近1年間で何回くらい、商品やサービスのプレゼント・キャンペーンに応募をしましたか(ネットモニター会員の登録キャンペーンなどは除く)

そこでその68.3%の人たちに「どのような方法で」応募したかについて聞いてみたところ、最多回答項目は「パソコンのインターネットサイトからの応募」だった。78.0%の人がこの方法で応募したと答えている。

↑ プレゼントやキャンペーンにどのような方法で応募しましたか(複数回答、応募者限定)
↑ プレゼントやキャンペーンにどのような方法で応募しましたか(複数回答、応募者限定)

最近はインターネットへアクセスできる環境を持つことが前提のプレゼントも増えてきたこと、さらに今件がインターネット経由のリサーチであることを考えれば、この結果は当然といえる。むしろ(ハガキのみでしか応募できないプレゼントがいまだに多数あることを考慮しても)「ハガキ(の投函)」が6割近くもいることの方が驚き。

ハガキや応募用紙など実際の媒体を使って応募しなければならない場合、手間は当然インターネットよりもかかる。賞品に対する魅力が「手間」「面倒くささ」を超えなければ「プレゼントの賞品は魅力的だけど、応募するのが面倒くさいから止めた」ということになりかねない。そのような悪条件を考えれば、ハガキの57.3%という値は「少ない」ではなくむしろ「多い」と見た方が良い。

他方、携帯電話経由の懸賞応募はまだ少数。サイト経由が15.7%、メールだと5.8%しかない。こちらは携帯電話経由で応募できるプレゼントがまだ少ない事、そしてプレゼントが行われていてもそれに気がつかない、知り得ない人が多数であることが要因だろう。今後は漸増するものと考えて間違いは無い。

ソーシャルメディア経由の
プレゼント・キャンペーンが
今後増えるかも?
また、一部では見受けられるようになったが、ソーシャルメディアと連動したプレゼントやキャンペーンもこれから増加することは、きわめて容易に想像がつく。ユーザー管理という点ではすでにソーシャルメディア内で行われているし、応募側も「自分が加入しているソーシャルメディア提供・経由のものなら大丈夫だね」という安心感を得られるからだ(さらにあらかじめ「こんなタイプのプレゼントに興味がある」と登録させることで、好みのプレゼント企画のみをユーザーに配信させることもできる)。

物理的に商品を購入し、応募券をハガキに貼らないと応募できないタイプのプレゼントはこれからも残る。しかしこれも固有のIDを発行するなどで<インターネット経由の応募に切り替えることは可能。プレゼントやキャンペーンの世界も、今後(さらに)少しずつ様相を変化させていくに違いない。


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