人口の多い国トップ10をグラフ化してみる

2010/05/17 12:05

人口増加先に【インターネットで使われている言語の普及率をグラフ化してみる】で「人口が多い国で使われてる言葉の利用者数が多いのはある程度当然のお話。そこにその国でのインターネット利用率が関わってくる」という話をした。その際に「それでは人口が多い国は……?」という疑問にあたり、せっかくだから調べようとしたところ、同じ【InternetWorldStats.com】内に該当するデータを見つけることができた。今回はそれをグラフ化してみることにする。

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元データは【THE WORLD POPULATION AND THE TOP TEN COUNTRIES WITH THE HIGHEST POPULATION】。直訳すると「世界の人口と人口トップテンの国たち」。データは2009年9月末時点のもの。

まずは直近データにおけるトップ10。言うまでも無く中国がトップ。そして認知度は低いかもしれないが(なぜかトップの中国と比べて日本ではあまり報じられないのが原因か)、インドが第2位。この2国だけで約25億人を数える計算。

↑ 国別人口(2009年時点での上位10位、億人)
↑ 国別人口(2009年時点での上位10位、億人)

人口だけで見ると新興国が多く、先進諸国はあまり顔を見せていないのが分かる。そして以前【中国だけで過半数…アジア主要国のインターネットの普及率などをグラフ化してみる】【モバイルインターネットの広がりをかいつまんでみる……インドと中国】で触れたように、中国とインドが非常に大きなポテンシャルを持っているのがあらためて理解できる。

元資料では他に2000年・2050年(予想)時の人口も併記されていた。せっかくなのでこれらをまとめたグラフを生成してみることにした。

↑ 国別人口(2009年時点での上位10位、億人)(2000・2009・2050年)
↑ 国別人口(2009年時点での上位10位、億人)(2000・2009・2050年)

ロシアと日本は人口減退傾向、それ以外の国は増加傾向にある。アメリカの人口が増加傾向なこと、そして中国と比べてインドが飛躍的に増加するとの予想が立てられているのは意外なお話。この予想だと2050年にはインドの人口は16億5600万人となり、中国の14億2400万人ですら軽く追い抜く計算。

最後にこれら「現状トップテン」の国の、2009年から2050年にいたる人口増加率を、順番は変えずに並べたのが次の図。

↑ 国別人口予想増加率(2009年→2050年、現時点での人口上位10か国)
↑ 国別人口予想増加率(2009年→2050年、現時点での人口上位10か国)

中国の人口の伸び率は鈍化し(元々の人口が多いから率は「鈍化」でも増加数は膨大なものになる)、インドなどの新興国は大きく増加。ロシアや日本などは数を減らす傾向が見える。

こちらも意外なのは、アメリカの人口増加率が新興国並みであること。増加の主要因はヒスパニック系・アジア系移民の増加と、彼らの出産率の高さにある。2050年の「4億3900万人」というアメリカの人口予想では、その約半分が非白人で占められるという。



これらの予想はあくまでもこれから40年間、現状の社会情勢・世界構造がそのまま維持された場合のものでしかない。人口の変化の過程で何らかの大きな変化が生じることは必至で、その変化が人口の増加を加速させる・押さえつける、減少傾向を押しとどめる・反転させる可能性もある。

ただし各国が置かれた現状を推し量るには、十分過ぎるデータであるのもまた事実。先を見据えた戦略を考える際の材料の一つとして役立ちそうだ。

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