【更新】ソーシャルメディアの現状が分かるバイラルビデオの新作「Social Media Revolution 2」を視聴してみる

2010/05/12 12:00

ソーシャルメディアゴールデンウィーク中はそれなりに時間の余裕を持てたので、色々なサイトを巡ったり動画を視聴したが、その中で非常に印象深いものがあった。昨年夏に大きな話題となった、ソーシャルメディアが今現在どのような立ち位置を占めているのかをダイジェスト的に紹介した、いわゆる「バイラルビデオ」と呼ばれる動画Social Media Revolutionの最新版、Social Media Revolution 2 (Refresh) である。幸いにも公開された5月5日の直後に閲覧できたが、当然ながら全文英語。そこで【製作者Erik Qualman氏のブログの記事】を参考に、動画を繰り返し再生しながら書かれているテキストを翻訳してみることにした。付き合わせながら閲覧すると、ソーシャルメディアの状況がつかめてくるはずだ。

スポンサードリンク




↑ Social Media Revolution 2 (Refresh) 。

・ソーシャルメディアは一過性の流行モノなのか。それとも産業革命来最大の大きな「動き」なのか。「革命の時代」へようこそ。
・世界人口の半分以上は30歳以下である。
・その世代(ミレニアルズ…デジタル技術に囲まれて育った若年層)の96%はソーシャルネットワークに参加している。
・アメリカにおける週ベースのトラフィック(アクセス)でFacebookはGoogleを追い抜いている。
・ソーシャルメディアはポルノグラフィを抜き去り、今やウェブ上の活動の場としてナンバーワンの座にある。
・アメリカでは結婚した8組のカップルのうち1組はソーシャルメディアで知り合っている。
テレビなら13年・5000万ユーザーの達成にかかった年数は……
 ラジオ……38年
 テレビ……13年
 インターネット……4年
 iPod……3年
 Facebook……1年未満で2億人突破
 iPodのアプリケーション……9か月で10億回ダウンロード
・「もはや時代は『ソーシャルメディアに関わるか否か』ではなく『どうやってソーシャルメディアとうまくやっていくか、活用するか』である」(Erik Qualman氏談)
・もしFacebookが国ならば世界第三位の大国。
・一方(人口トップの)中国ではQQとRenrenの二大SNSが最大勢力。
・アメリカ教育省が行った調査によると、平均して対面授業よりオンライン授業を受けた生徒の方が成績は良かった。
・80%の企業が求人活動にソーシャルメディアを活用。そのうちLinkedInを利用している企業は95%を占める。
・Facebookの会員で現在もっとも増加を見せているのは55-65歳の女性層。
・俳優のAshton Kutcher、歌手のBritney Spearsの、ツイッターにおけるフォロワー数(発言を追いかけている人の数)はスウェーデン、イスラエル、スイス、アイルランド、ノルウェー、パナマの総人口を上回る。
イギリスのモバイルインターネットのトラフィックの50%はFacebook経由によるもの・イギリスのモバイルインターネットのトラフィックの50%はFacebook経由によるもの。もしそのトラフィックが「商品やサービスに対するマイナスイメージの経験・体験談」だったらどういうことになるか、想像をしてほしい。
・Y世代(21-35歳)とZ世代(6-20歳)は「電子メールは時代遅れ」と考えている。大学の中には電子メールのアカウント発行を停止するところも現れた。代わりに配布したのは電子書籍リーダーとiPadなどのような電子入出力端末だ。
・ラスベガスでの情報はFacebookやツイッター、renren.com、Kohtakte.ru、フリッカー、YouTubeなどを通じて入手できるようになった。
(※諺に「「What Happens in Vegas,stays in Vegas(旅の恥はかき捨て)(【"ベガスの恋に勝つルール"(What happens in Vegas)】)」 というのがあり、そこから転じて「旅先の出来事も今やソーシャルメディアを使って配信されてしまうので、かき捨て出来ない」を意味する)。
・YouTubeは世界で第二位の検索エンジン。
・この動画を視聴している間(約4分半)に100時間分以上の動画がYouTubeにアップロードされている。
・「WIKI」とはハワイで「Quick(素早い)」を意味する言葉だが……Wikipediaには1500万件以上もの項目が登録されている。調査ではブリタニカ百科辞典より正確さに勝っていた。そして登録項目の78%は英語以外の言語で構成されている。
・もしWikipedia1項目への登録毎に1ドルをもらえるとしたら、時給は1712ドル32セントになる。
・世界には2億以上のブログが存在する。
世界に向けたクチコミ・「Word of mouth(クチコミ)」は今や「World of mouth(世界に向けたクチコミ)」である。
・世界のトップブランド上位20位の検索結果のうち25%は、ユーザーが創ったコンテンツである。
・34%のブロガーは商品やブランドに関して投稿を行っている。
・「あなたは、あなたのブランドに対して彼らが語っている内容が好きですか?」もしそうならあなたは……
・人々は商品やサービスに関して、グーグルのページランクより知人の評価に注意を払っている。
・消費者の78%は友人の推薦を信じている。
・消費者の14%しか広告を信じていない。
・テレビによるキャンペーンでは18%しかプラスのROI(投資対効果)をあげていない。
・90%の人はTiVo/DVRでテレビCMをカットする。
(※TiVo……配信される電子番組表に基づいて版具を録画できるレコーダー。電源がつなぎっぱなしになっており、月額、あるいはハードが破損するまで利用できるプランなど「使用料金」を支払って使う仕組み。テレビCMそのものもカットできる。参考【OADG海外通信(Vol.15)】)
・昨年のクリスマスにおいて、アマゾンの電子書籍リーダーキンドル(Kindle)向け電子書籍の売り上げが、紙媒体の書籍の売り上げを上回った。
・大手新聞社25社のうち24社までが記録的な売り上げ減を経験している。
・毎日Facebookでは6000万件分のステータスアップデートが投稿されている。
・我々はもはやニュースを検索する必要は無くなるだろう。ニュースの側が我々を見つけてくれる。商品やサービスもしかり。そしてそれらはソーシャルメディアを経由してやってくる。
・ソーシャルメディアは流行り廃りのものではない。根本的なコミュニケーションの構造の変革である。
「まずは耳を立て、売り込みはその後で」・ソーシャルメディアで成功している企業は、Mad MenのようなタイプではなくDale Carnegieのようにふるまう。「まずは耳を立て、売り込みはその後で」
(※Mad Men:1960年代の広告代理店のようすを描いたドラマ。「広告取得のためなら何でもやる」の代名詞
※Dale Carnegie:アメリカの実業家であり作家。『人を動かす』『道は開ける』などの自己啓発論でも有名。まずは人に役立つことをする、あるいは「Free」的な概念を意味する
)
・ソーシャルメディアの投資対効果(ROI)は、今後一人ひとりのビジネスが5年後も存在しているか否かを決定づける。
……それでも貴方は「ソーシャルメディアは単なるブームだ」と考えるだろうか。
・Socialnomics(ソーシャルメディアで起きている経済を包み込み、超えた概念。SocialとEconomyを足した造語)の世界へようこそ。準備はできたかい?

基本的なデータは各研究・調査機関のを元にしており(上記サイトではそのデータを合わせた詳細解説本が販売されている。要はこの動画は、その本のプロモーションビデオでもあるわけだ)、それなりに正確性を持つものの、正直「煽っている」部分も無いとはいえない。しかしその「煽り」の部分を差し引いても、ソーシャルメディアが今現在もなお、急速に成長を続けていることが、強くつかみとれるはずだ。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー