中学生がテレビを見る時間は一日何時間? そしてどこで見る?

2010/04/30 12:00

一人でテレビマクロミルは2010年4月27日、中学生の携帯電話と生活実態に関する調査結果を発表した。それによると調査母体(携帯電話保有・利用者)においては、1日にテレビを見る時間は「1-2時間」が多く27.0%を占めていた。ただし「2-3時間」「3時間以上」もそれぞれ2割超の回答率を見せている。個々の置かれた状況で、テレビ視聴時間には大きな違いがあるようだ。また見る場所としては「リビング」がもっとも多いが、「自分の部屋」という回答も2割近く見受けられる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年4月8日から16日にかけて中学生男女に対して携帯電話のインターネット経由で行われたもので、有効回答数は200人。男女比は1対1。

中学生の就寝時間(【高校生、就寝時間はほぼゼロ時 睡眠時間は6時間半】などを参照)や携帯電話の利用時間を考えると、いつテレビを見る時間があるのだろうかと心配になるほど。だが、実際には「ながら族」的な利用性向があり(例えば「テレビを見ながら」「ケータイを操作する」などマルチタスクで行い、それぞれのメディアの利用時間が重複する)、大きな心配はいらないと思われる。

それでは彼ら・彼女らはどの程度テレビを見ているのか。時間区分で尋ねたところ、「1時間-2時間未満」の回答者が一番多く、27.0%に達していた。

↑ 1日にテレビ番組をどれくらい観ますか
↑ 1日にテレビ番組をどれくらい観ますか

トップは「1時間-2時間未満」に違いはないが、「2時間-3時間未満」「3時間以上」もほぼ同率の値を見せている。これは同様の調査をした別機関の結果【中学生のテレビ平均視聴時間は2時間47分、女子の方が10分長いヨ】でも言及しているが、一人ひとりの置かれている環境で視聴時間が大きく変化し、その領域が「1時間3時間以上」に該当すると考えてよい。

一方で「観ない」は1.5%、「30分未満」も11.5%いる。テレビ番組の内容をコミュニケーションツールとして使っていないのか、あるいは家庭の方針か……このデータからだけでは分析は難しい。

ではそのテレビはどのような場所で見るのか。一人部屋が与えられていることも多い中学生は、やはり自分の部屋で見るのだろうか。

↑ テレビ番組はどこで見ることが多いですか(見る人限定)
↑ テレビ番組はどこで見ることが多いですか(見る人限定)

別機関の調査結果【どこで観る? テレビのある場所・もっとも良く見る場所】では全世代対象ではあるが、テレビ1台の場合は圧倒的にリビング・居間、2台目以降は自分の部屋で見られるようになる。今調査では世帯のテレビ台数は問われていないが、それ以前に「中学生限定」であることから、「自室内で閉じこもり気味にならないか」「リビングでテレビを観ることで、家族間の共有時間を増やせないか」などさまざまな世帯内の社会的問題と関わってくる。

その視点で見ると、約2割の「自分の部屋でテレビを観ることが多い」という回答は、やや不安でもある。



中学生にとってテレビは知的好奇心の欲求を充足する情報源としてだけでなく、知人とのコミュニケーションのネタを入手できる貴重な「間接的コミュニケーションツール」でもある。忙しい毎日のライフサイクルの中でも1日1時間-3時間以上視聴するのも仕方がない。

ただ、昔のように「正座してじっと番組放送中はわき目も振らずに眺める」ことは少なく、むしろ「他のことをしながら」テレビを観る場合が多い(【「テレビ観る」その時あなたは何をする? ケータイでメールやサイト閲覧は6割超に】)。

今後どれだけテレビへの注力度が下がるのか、そして視聴時間の伸び縮みが生じるのか。中学生の周辺におけるコミュニケーションの変化にも関わってくるだけに、気になるところではある。

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