mixiアプリモバイルが大きく貢献…mixi、会員数2000万人突破

2010/04/15 07:00

mixi【ミクシィ(2121)】は2010年4月14日、同社が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)【mixi】の会員数が同日、2000万人を突破したと発表した。以前【「ケータイSNS」の傾向を強めるmixi】でも指摘したように、すでにページビュー(PV)構成からはモバイルSNSの様相を呈している同サービスではあるが、昨年秋以降のmixiアプリ導入により、PV増加その傾向がより一層強まった感はある(【発表リリース】)。

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リリースによれば会員数2000万人突破を受けて笠原健治・ミクシィ代表取締役社長は次のようにコメントしている。

ユーザー数が2,000万人を超えたことは、『mixi』がコミュニケーションのインフラとして、より多くの方々の生活に深く関わるコミュニケーションサービスとなったことを示しているのではないかと、大変うれしく思っております。

今後も、ユーザーの皆さまが、友人・知人とつながり、日々便利に楽しくコミュニケーションしていただけるよう、サービスの強化を図ることで、人と人との心のつながりを豊かにしてまいりたいと考えております。

多くのユーザーの皆さまに『mixi』をご利用いただいておりますことに御礼申し上げますとともに、この重責を忘れず、今後も、皆さまにとって、親しみのあるかけがえのないサービスを提供できますよう、努めてまいります。

同社は3月末締めのため5月頭には決算短信・同説明資料が公開される予定だが、現時点で最新データとされる2009年度第3四半期決算説明資料(【該当資料、PDF】)を元に、直近2年間のmixiのパソコン(PC)・モバイル経由の月間PV、及び会員数の推移をグラフ化したのが次の図。2009年秋のmixiアプリ導入をトリガーとし、大きく飛躍した様子が確認できる。

↑ mixiのユーザー数、ページビュー数(パソコン経由とモバイル経由)推移
↑ mixiのユーザー数、ページビュー数(パソコン経由とモバイル経由)推移

広報資料で確認すると、

・2009年8月24日……パソコン版mixiアプリ導入開始
・2009年10月27日……モバイル版mixiアプリ(mixiアプリモバイル)導入開始

とある。PVの動向を今一度確認すると、

・パソコン版のアプリ導入がなされた直後の2009年9月と10月はPC版のPVが通常よりも大きめとなり全体を底上げ
・モバイル版アプリ導入後の11月と12月はモバイル版PVが大きく伸び、PC版の時以上に全体を底上げ

したのが分かる。特にモバイル版導入後の伸びはグラフの形状としてもイレギュラー的なもので、いかにインパクトが大きかったのかが分かる。次のグラフはPVにおけるPC・モバイルの比率だが、アプリを先行導入したパソコン版が2009年9月-10月はやや押し返したものの、モバイル版導入後の11月以降は逆に押し戻され、むしろモバイル版の割合増加が加速しているのが見て取れる。

↑ PVから見たmixiのモバイル・PC率推移
↑ PVから見たmixiのモバイル・PC率推移

アプリ導入はPVだけでなく会員数の面においても、成長が鈍化・停滞していたmixiの救世主となった。それが確認できるのが次のグラフ。

↑ mixiのユーザー数、ページビュー数(パソコン経由とモバイル経由)推移(前月比)
↑ mixiのユーザー数、ページビュー数(パソコン経由とモバイル経由)推移(前月比)

先行したパソコン版アプリが貢献し10月に大きくパソコンのPVを伸ばし、11月にはモバイル版がとって代わったことが改めて分かる。それと共にパソコンのPVは再び落ち込み、アプリの利用者があっという間にパソコンからモバイルに移行した可能性をも示唆する動きを見せている。

それと共に会員数においては増加率が漸減、直近ではマイナスを示す時期も見られ、中長期的な停滞と縮小すら懸念されていた、しかしその状態が、アプリの導入で再び増加傾向に転じた様子がよく分かる。

特にモバイル版の伸びは「ご祝儀相場」的なところもある。5月の決算短信発表時の説明資料で公開されるであろう、2010年1月-3月次のデータで、どこまでこの傾向が維持されているのかが把握できる。発表が楽しみだ。


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