世界のインターネット普及率は26.6%…世界地域別インターネットの普及率などをグラフ化してみる

2010/04/08 12:05

インターネット当方の巡回サイトの一つ【Online Ad】で興味をそそられるデータが紹介されていた。世界のインターネットの普及状況なとを定点観測している【InternetWorldStats.com】で先日発表された、2009年末の地域別インターネットの普及率などを調べた結果だが、総論としてはこの4年間における新興国を多く含む地域の伸びが著しいというものだった。今回はこのデータを元に、現状をいくつかグラフ化してみることにする。内容的にいくつかは【主要国のPC経由のソーシャルメディア利用率と人数をグラフ化してみる(16か国版)】【モバイルインターネットの広がりをかいつまんでみる……インドと中国】とかぶるところがあるので、合わせて目を通すと理解度が深まるはずだ。

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まずは直近データとして、2009年末における全世界、そして地域別のインターネットユーザー数と各地域の人口に対する比率、つまり普及率。

↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率(2009年末)
↑ 地域別インターネットユーザー数と普及率(2009年末)

世界全体でインターネットユーザー数は18億人、普及率は26.6%。普及率を見るとやはりアメリカ合衆国を含む北米が一番高く76.2%、ついでオーストラリア・太平洋地域が60.8%、ヨーロッパの53.0%と続く。ちなみに日本はアジア地域に該当する。

これを、世界中のインターネットユーザーがどの地域に多くいるのかで示した円グラフにすると、次のような形になる。アジア地域が4割近く。続いてヨーロッパ。北米は普及率は高いものの人口比率ではさほど高くない(項目順は最初のグラフと揃えてある)。

↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2009年)
↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2009年)

技術や質などの問題、そして先日規制関連で国際問題にまで発生した中国のインターネット事情(事実上の半国内イントラネット状態)もあるが、少なくとも単純換算した数の上ではアジアが圧倒し、ヨーロッパがそれに次いでいる。

さてそれでは2005年末から2009年末の4年の間(インターネット関連技術、そして携帯情報端末が爆発的に進歩した時期でもある)における、各地域の成長率はどのようなものだろうか。世界全体ではインターネットユーザーは1.8倍・7億8427万人の増加となっている。

↑ 地域別インターネットユーザー数の増加数・倍率(2005年から2009年)
↑ 地域別インターネットユーザー数の増加数・倍率(2005年から2009年)

絶対数が少なかったためかアフリカのや中東の伸び率が尋常ではない値を示している。しかし伸び数そのものは1億人足らず。一方でアジアは伸び率が2.1倍・伸び数が4億人と双方とも大きな値を見せており、アジア地域でのインターネットの普及進行度合が「ホンモノ」であることが確認できる。

それでは、これだけ新興国地域でインターネットユーザー数が急増する状況下では、世界全体に占める勢力図はどのような変遷を見せているのだろうか。それが分かるのが最後のグラフ。上記の2005年・2009年分に加え、元データに掲載されている2000年時点のインターネットユーザー数を元に比率を算出し、反映させたものだが、北米地域・ヨーロッパ地域の比率が漸減し、その分アフリカやアジア地域、ラテンアメリカ地域などが増加しているのが把握できる。

↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2000年・2005年・2009年)
↑ 地域別インターネットユーザー数割合(全体に占める比率)(2000年・2005年・2009年)

同じように高い普及率を誇る北米・ヨーロッパ両地域共に減少傾向にあるが、北米のそれと比べてヨーロッパの減り方がゆるやかなのは、ひとえに人口数が多いことによるものである。



なお本文中や以前の記事でも触れているが、アジア地域の数字を大きくかさ上げしている中国(今件データではインターネットユーザー数は、アジア地域のほぼ半数に匹敵する3.84億人と算出されている)は、昨今の報道からも明らかなように、国家レベルで大規模な情報・回線規制を行っているため、半ばイントラネットという状態にある。この状況下で「インターネットユーザー数としてカウントするのはいかがなものか」という意見もあるが、今回は元データ通り加算して各数値を算出した。仮に他国同様に同国のインターネットも「解放」されることになれば、爆発的な変化を果たすことは間違いない(それがどのような「変化」かはさておき)。

ともあれこの状況を見る限り、そしてOnline Adでも指摘されているように、パソコン・携帯情報端末の普及率は日に日に増加を見せ、影響力も拡大の一途をたどっている。それと共に利用者の消費性向・活動傾向にも大きな変化が少しずつ、しかし確かな形で表れている。ビジネスにおける売り手と買い手の立ち位置も、今までの二極間から多極面展開を見せていると表現しても良い。

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