文字通り「家と一体」になってお宝を守る金庫

2010/04/08 06:55

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設置が大変そうな金庫ある統計によると住宅内に侵入した泥棒はリスク最小化のため、平均で6分以内にその住宅の中を探り、貴重品を手にしてその場を立ち去るとのこと。その心理を逆手につき、どこの住宅にも備わっているごく普通の機器に金庫を偽装し、泥棒の目から逃れさせようという発想のアイテムが、今回紹介する保安用品。説明にいわく、「あなたの大切なものを泥棒の目から隠す、簡単な方法」とのことだが……(『該当ページ』)。


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↑ 見た目はごく普通のコンセント差し込み口
↑ 見た目はごく普通のコンセント差し込み口

↑ だがその実態は……小型の埋め込み式金庫でした。というか歯ブラシを入れるな(笑)
↑ だがその実態は……小型の埋め込み式金庫でした。というか歯ブラシを入れるな(笑)

宝石類は同梱されていません商品名は「Hidden Wall Safe」。商品説明ページによると「泥棒は短時間で室内を物色しなければならないから、コンセントと同じような造形をしているこの金庫には注意が及ばない。たくさんのコンセントをチェックする余裕など彼らにはないからだ」「シカゴ警察によれば普通の金庫と比べて格段に安全だし100倍も安い」とのこと。

材質はプラスチックスと金属、サイズは17.8(縦)×8.9(横)×6.4センチ(奥行き)。価格は7.99ドル(約720円)。ただし壁の取り付け工事は自分で行うこと。

容易に取りつけができるのなら、対家族はともかくとして対泥棒には一定の効果は上げられそう。ただし、家の壁に穴を開けるリスクを許容できる人はさほど多く無いことを考えると、デメリットも大きいといえよう。



なお今「室内取り付け型コンセント式金庫」を販売している店舗では、「Book Vault(書籍金庫)」なるものも絶賛販売中。こちらは34.99ドル(3150円)とややお高め。仕様としてはスパイもの映画などで良く見かける「本の中を切りぬいてアイテムを隠す方法」をそのまま実践するというもの。2冊の分厚い本を積み重ねた状態の外見の内部に、16.5×10.1×7.6センチのスペースが設けられている。第三者に見つけてほしくないモノをこの中に収め、自分の書籍棚や机にさりげなく配することで、それらを隠すことができる。まさに「木は森の中に」だ。

セーフティボックス(ブックタイプ) SFB-D10考えることは世界中だれでも同じようで、日本でも同じコンセプトのアイテムを『複数見つけることができる(「隠し金庫」でアマゾン内検索)』。日本語の書籍の中に突然英語の背表紙の本があると怪しい事しきりだが、例えば『セーフティボックス(ブックタイプ)』のように外見はごく普通の英和辞典なら、違和感無く室内に溶け込むことができる。

ただし本人が置き場所を忘れてしまう、あるいは間違って古本屋に出したり古新聞と一緒に回収業者に渡してしまうと悲劇が起きるので、その点だけは気をつけねばならない。


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