学校に持参した携帯電話、いつ使う? 放課後、休み時間、昼食時間、そして……

2010/04/01 19:35

中学生の携帯電話利用学習塾の栄光ゼミナールは2010年3月26日、中学生の学習とインターネット利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体(中学生で携帯電話を持っている人)のうち携帯電話を学校に持参している人が、どの時間帯に学校内で利用しているかについては「放課後」と回答する人がもっとも多く、54.0%に達した。次いで「休み時間」「朝食時間」と続いているが、中には「授業中」「ホームルーム中」との回答も少なからず見受けられる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年3月4日から6日にかけて携帯電話を持っている中学1-3年の男女に対して携帯電話経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1。調査担当はネットエイジア。

先に【中学生の学校への携帯電話持参率、保有者中35.2%・中学生全体では2割程度!?】で示したように、携帯電話保有の中学生という調査母体においては、35.2%の人が学校に携帯電話を持参していると答えている。

↑ 携帯電話を学校に持って行っているか
↑ 携帯電話を学校に持って行っているか(再録)

それでは持参した携帯電話を、彼ら・彼女らはいつ利用しているのだろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多くの人が答えたのは「放課後」。54.0%と過半数の人が「持参した携帯電話を使っている」と答えている。

↑ 学校内で携帯電話インターネットを利用したことのある時間帯(複数回答、学校に携帯電話を持って行っている人ベース)
↑ 学校内で携帯電話インターネットを利用したことのある時間帯(複数回答、学校に携帯電話を持って行っている人ベース)

「放課後」とほぼ同数なのは「休み時間」。次いでやや回答率は下がるが「昼食時間」と、空いている時間帯での利用が多数を占めている。特に「昼食時間」は女子の利用率が男子よりもかなり高めになっているのが興味深い。

一方で気になるのが、冒頭でも触れた「授業中」「ホームルーム中」。以前別調査機関の結果【授業中3割・放課後7割……女子中高生の携帯電話利用スタイル】【授業中にケータイ使う高校生は6割超!? 中にはワンセグや音楽、通話まで……】でも問題視されていたが、「携帯電話を学校に持参している中学生の3割強は、授業中に携帯電話を利用したことがある」のはゆゆしき問題といえる。

ちなみに「携帯電話を保有している人のうち学校への持参率は35.2%(男子31.6%・女子38.8%)」を勘案し、「携帯電話保有者全体に占める、授業中に携帯電話を使ったことのある人の割合」を算出したのが次のグラフ。

↑ 授業中に携帯電話を使ったことのある人(携帯電話保有者全体に占める割合)
↑ 授業中に携帯電話を使ったことのある人(携帯電話保有者全体に占める割合)

持参率自身が3割強だから、ということもあるが、それでも1割ほどの中学生は「授業中に携帯電話を使った」ことになる。さらに【高校生から小中学生へ……5年で大きく浸透する携帯電話】などによると中学生の大体半分程度は携帯電話を所有しているから、これと掛け合わせると「中学生全体では5%強が『授業中での携帯電話利用』経験者」という計算。決して少ない値では無い。

なお持参者ベースのうち27.8%は「学校では使ったことはない」と回答している。「学校で使わないのに、何で持参するのかな」と考える向きもあるが、これは「まだ利用する機会が無い」というよりは「登下校で使う(例えば保護者への帰宅報告など防犯用)」「学校帰りに塾に直行する過程で使う」と見れば良いだろう。

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