ようやく決まった就職先、「定年まで勤めたい」と考えている人は……

2010/03/30 12:00

出勤イメージソフトバンク・ヒューマンキャピタルは2010年3月25日、この春に就職する新社会人に対する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、就職先で定年まで働きたいと考えている人は59.5%であることが分かった。性別では男性よりも女性の方が、定年まで勤め上げたいとする回答率が低い結果が出ている。また昨年の調査結果と比較すると男女共に低い値が出ており、会社への帰属意識が薄らいでいるようにも見える(【発表リリース】)。

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今調査は2010年3月13日から17日にかけて、この春就職をする21歳-25歳の男女400人に対して行われたもので、男女比は1対1。

現在就職が決まっている会社に対し、定年まで働き続けたいか否かを尋ねたところ、「思う」「どちらかといえば思う」を合わせた「働きたい派」は59.5%だった。40.5%は定年退職まで働き続けたいとは思わないと考えていることになる。

↑ この春就職する会社で定年まで働きたい?
↑ この春就職する会社で定年まで働きたい?

男女別では男性の方が「定年まで働きたい派」が多い。これは女性には結婚退職という選択肢があるからだと思われる(【若年層での「非正規」から「正社員」は男性41.0%、女性15.7%】なども参照)。

「6割」という値が多いか少ないかは正直微妙なところ。求人倍率が1倍を切る昨今(【職種別有効求人倍率をグラフ化してみる(2010年1月更新版)】)、よほどのことが無い限りしがみついてでも職を維持するべきとはよく耳にする話だが、それ以上に辛い状況を4割の人は認識しているのだろうか。あるいは単に現職を「ステップアップのための踏み台」として考えているのかもしれないし、単に企業に対する忠誠心が低下しているという可能性もある。

「思う派」から「思わない派」をマイナス(思う:+2、どちらかといえば思う:+1、どちらかといえば思わない:-1、思わない:-2で計算)し、「定年まで働きたい度DI値」を算出したところ、女性はマイナス値が出ている。要は「全体的な雰囲気としては、定年まで働きたくないかな-という感じ、みたいな-」というところ。

↑ この春就職する会社で定年まで働きたい?DI値
↑ この春就職する会社で定年まで働きたい?DI値

昨年の値と比べると、すべての属性で減少しているのが分かる。特に女性は元々男性よりも低い傾向を見せていたが、それが今年はマイナスに転じるまでに落ち込んでしまっている。それだけ企業・就職先への執着が薄らいだのか、再就職などへの展望への見通しが明るいものとなったのだろうか。

今データはあくまでも今年と去年だけのもの。来年以降も同一条件で計測されれば、新社会人の企業への忠誠心に変化が生じているかがつかみとれるに違いない。

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