日本のホームレスの状況をグラフ化してみる

2010/03/28 08:05

厚生労働省は2010年3月26日、ホームレスの実態に関する全国調査の結果を発表した。それによると2010年1月時点で日本においては1万3124人のホームレスが確認できたことが明らかになった。確認数は年々減少傾向にあり、2003年の確認数2万5296人と比べると1万人以上もの減少を見せている(【発表リリース】)。

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今調査はホームレスの自立の支援等に関する特別措置法(平成14年法律第105号)及びホームレスの自立の支援等に関する基本方針(平成20年7月厚生労働省・国土交通省告示第1号)に基づき実施されたもので、対象となる「ホームレス」とは法第2条に規定する「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として日常生活を営んでいる者」を意味する。また調査方法は全市区町村における巡回による目視調査で、調査時期は2010年1月。

それによると2010年1月時点では日本国内の目視確認済みホームレス数(以下単に「ホームレス」と略)は1万3124人。うち男性が1万2253人、女性が384人、防寒具を着こんだ状態などにより性別が確認出来ない者が487人だった。

↑ 全国のホームレス数(人数、目視確認分)
↑ 全国のホームレス数(人数、目視確認分)

今回も含め過去4年分は年単位、加えて2003年の調査分とを合わせて経年グラフ化したが、このように目視確認分の人数は年々減少傾向にある。

また2010年について都市区分別で見ると、東京23区だけで3000人近く、21.2%が確認でき、政令指定都市の50%近くを合わせると約7割という結果になる。いかに多くの人が都市圏に集まっているかが分かる。

↑ 全国におけるホームレスの分布状況(2010年、目視確認分、人数)
↑ 全国におけるホームレスの分布状況(2010年、目視確認分、人数)

最後に都道府県別で人数の上位五位を抽出したのが次のグラフ。大都市圏・人口密集地域ばかりであるのが改めて確認できる。

↑ 都道府県別ホームレス数上位5位(2010年、人数、目視確認分)
↑ 都道府県別ホームレス数上位5位(2010年、人数、目視確認分)

特に大阪府と東京都は人数が多く、両地域だけで6000人を超え、全体の半数近くに及んでいることが見て取れよう。

なお今件は係員による目視確認分のみの値であるため、確認が出来ない人数も少なからず存在するはず。人数は減少傾向にあるが、本当に人数が減っているのか、それとも「把握できる人数が」減っているのかまでは、今データからだけでは確定できないことに留意しておく必要がある。

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