ネット通販を利用する状況、男は移動時・女はリラックスタイムに

2010/03/29 12:05

ケータイでネット通販利用イメージドコモ・ドットコムは2010年3月26日、EC(Eコマースまたはイー・コマース、主にインターネット経由による商品の売買)利用動向調査の結果の一部を発表した。それによると調査母体においては、パソコン(PC)経由・携帯電話経由共にネット通販をする機会は「自宅でくつろいでいる時」がもっとも多いことが分かった。その一方、パソコンは「寝る前」「テレビを観ている時」など状況が限定されているのに対し、携帯電話は「電車などの移動中」「待ち合わせ時などの空いた時間」など多様な場面での購入頻度が高いことも確認できる。また、男女別なら「男性は移動時」「女性は休憩時」など属性別でもそれぞれ特徴が確認できる結果が出ている(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2009年9月3日から10日にかけて、パソコンと携帯電話(ドコモのFOMA)利用者はパソコンと携帯電話双方で、パソコンのみのユーザー(1147人)はパソコン経由のみで、過去6か月間にネット通販を利用した人を対象にしたもので、有効回答数は2194人。男女比は1088対1106。調査母体はネット通販経験者に限定されていることに留意する必要がある。

パソコン経由にしろ携帯電話経由にしろ、インターネット上の通販サイト(アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなどのモールサイトや、個々企業の通販コーナーまで含めて)から商品を購入する、いわゆる「ネット通販」の利用は今や社会に深く浸透している。中にはネット通販無しの生活など考えられない人もいるに違いない。

そこでどんな状況でネット通販を利用するのかについて、それぞれの端末からの場合毎に複数回答で尋ねたところ、両方とも「自宅でくつろいでいる時」がもっとも多かった。携帯電話では57.8%、パソコンになると92.9%に達している。

↑ 商品を購入する際のシチュエーション(複数回答)
↑ 商品を購入する際のシチュエーション(複数回答)

興味深いのはパソコンと携帯で利用状況に微妙な差があること。パソコンは比較的落ち着いた状況下で購入される場合が多く、携帯電話ではそれに加えて「移動中」「休憩時間中」「空いた時間」などいわゆる「スキマの時間」にも購入意思決定が行われているのが分かる。持ち運びができるから、というだけでなく、時間を有効活用した利用の結果、購入の決断が行われているとも考えられる。

これを男女別に見ると、また違った様相が見えてくる(携帯電話に限定)。

↑ 商品を購入する際のシチュエーション(複数回答)(携帯電話、男女別)
↑ 商品を購入する際のシチュエーション(複数回答)(携帯電話、男女別)

・男性……電車などの移動中、職場・学校などでの休憩時間中
・女性……自宅でくつろいでいる時、寝る前、テレビを観ている時

男性は日常生活の中のスキマ時間で女性より、女性はリラックスタイム時に男性より、それぞれネット通販の利用機会が多いことが分かる。携帯電話そのものに対する考え方、とらえ方の違いが見えてくる。また、「自宅で-」は【10代女性がケータイメール使いまくりなことが分かるグラフ】にもあるように、夕食後のフリータイムに携帯電話を多用している女性陣の姿が見えてくる。

年齢階層別に見た場合も、一部ではあるが特性がすけて見える。

↑ 商品を購入する際のシチュエーション(複数回答)(携帯電話)(年齢階層別)
↑ 商品を購入する際のシチュエーション(複数回答)(携帯電話)(年齢階層別)

歳の経過と共に「自宅でくつろぐ」時間は減り、携帯電話によるネット通販の機会も少なくなる。「寝る前」のもしかり。もっもこれは同時に「パソコンで購入してしまう」というのが実情かもしれない(同調査・パソコン経由の「自宅でくつろいでいる時」はすべての年齢階層で90%強を記録している)。

一方50代になるとガクンと落ちるのが気がかりだが、「待ち合わせ時などの空いた時間」は年齢経過と共に増加する。仕事が忙しくなり、移動の機会やタイミングのずれによる「スキマ時間」が多くなると、その時間を用いてケータイチェック・良いのがあったらその場で購入、というパターンが増えるのだろう。



【ケータイの通販経験無い人も「今後したい」は3割以上も】【ネットショッピング、男はパソコン・女はケータイ】にもあるように、今後ますますネット通販の利用者は増え、それに合わせた戦略が求められるようになる。お店側としては、どのような状況で画面の向こうにいるお客がパソコンや携帯電話を操作し、サイトを観て、購入するか否かを考えているかを十分に考え、そして、よりよいサービスを適切に提供していかばならない。

特にパソコンとケータイ、男女では大きく購入場面が異なり得ることを考慮した上で、工夫を重ねていく必要がある。利用する側も便利で「かゆいところに手が届く」サイトを末長く利用したいからである。

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