【更新】2010年2月度コンビニ売上高は4.7%のマイナス・天候悪化や景気低迷による影響続く

2010/03/24 06:59

日本フランチャイズチェーン協会は2010年3月22日、2010年2月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると2月は天候によるマイナス要因に加え、景気低迷による消費者の低価格商品を望む傾向が継続していることもあり、客単価も思わしく無く、既存店ベースの売上高は前年同月比-4.7%となった([発表リリース、PDF])。

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今調査の概要については、過去の記事のまとめページ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明をしているので、そちらでチェックしてほしい。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は9か月連続のマイナス、全店は8か月連続のマイナス
・全店ベース……-2.0%
・既存店ベース…-4.7%

●店舗数
・+2.1%

●来店客数:既存店は8か月連続のマイナス、全店は2か月連続のプラス。
・全店ベース……+0.1%
・既存店ベース…-2.1%

●平均客単価:既存店は15か月連続マイナス、全店も15か月連続マイナス
・全店ベース……-2.1%(573.1円)
・既存店ベース…-2.6%(566.2円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……-2.6%
・加工食品……-2.8%
・非食品………-1.9%
・サービス……+4.9%
・合計…………-2.0%

※既存店……1年以上営業中の店舗

2月は東日本を中心に低気圧や前線の影響を受けて、平年に比べると曇りや雨、雪の日が多かったこともあり、お客の足並みは今一つ。さらに景気低迷によるお客の「財布のヒモの固さ」も持続中でお客の単価も思わしくないこともあり、売り上げ高は全店ベースでマイナス2.0%、既存店ベースでマイナス4.7%。店舗数が前年同月比で2.1%も増加しているにも関わらずであるから、事態は深刻といえる。

「タスポ特需」は終了。
今はその反動期間中。
天候や日取りによる影響に加え、
景気後退感が
売り上げを大きく押し下げる。
特に客単価のマイナスは深刻。個々の商品単価においても安いものでないと受け入れられにくい雰囲気があるのと、商品そのものの購入個数が減っている感も否めない。この「価格の安いものへの強力なニーズ」と「商品そのものの買い控え」は【お花見でよく食べるものトップ3、おにぎり・おつまみ・自前の弁当】で触れた「お花見に関する調査」でも明らかになっており、今年は「大規模な宴会はせずに小規模に留める」「飲み食いはせずに純粋な花見を楽しむ」傾向が強まっているとのこと。お花見においてはコンビニが商品調達の重要なスポットとして位置づけられている事実を考慮すると、これから3、4月のお花見シーズンにおいては、「前年同月比」でさらなるマイナスの影響が推定される。

現時点では各種経済指標はいわゆる「前年同月比のトリック」でやや復調しているようにも見えるが、具体的に事態を改善するような手立てが打たれているわけではないのも事実。年度が変わる4月以降は、売り上げ動向に対しこれまで以上に注意を払う必要があるといえる。

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