夕食を親子で共にする機会、母親毎日・父親隔日

2010/03/28 12:00

親子の食事での会話イメージGabaマンツーマン英会話とGaba kidsを運営するGABAは2010年3月16日、「こどもとのコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。それによると小学生の子供を持つ調査母体において「一週間のうちに子供と一緒に夜ごはんを食べる日数」は、父親が平均3.66回・母親が平均6.49回となり、母親とはほぼ毎日・父親とは2日に1度の割合で食事を共にしている平均像が確認できる。また、共働き世帯でも夜ごはんを共にする頻度にさほど違いは無く、父親はむしろ共働きの方が多い傾向すら見られる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年2月26日から3月2日にかけて、末子が小学校1年生-6年生の、30歳-59歳の男女に対して携帯電話によるインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000。回答者の男女比は1対1。調査はネットエイジアが担当した。表現上低学年は1年生・2年生、中学年は3年生・4年生、高学年は5年生・6年生とする。

親子間のコミュニケーションの時間を取るためにも、そして食事そのものを美味しくいただくためにも、さらには「他人と共に食事を食べる」という社会規範を経験で学ぶためにも、夜ごはんは家族で一緒にとることが望ましい。しかし父親の仕事の帰りが遅いと食事を待ちきれない場合も多いし、普通の人と生活リズムがずれる職種の人なら、なおさら「夜ごはんを共にする」のは難しい。

それらすべてを加味した上で、「一週間のうち、子供と一緒に夜ごはんを食べる日数」を親の立ち位置で尋ねたところ、父親は「週1-2日」38.0%・母親は「毎日」82.6%が最多回答区分だった。

↑ 一週間のうちに子供と一緒に夜ごはんを食べる日数
↑ 一週間のうちに子供と一緒に夜ごはんを食べる日数

父親の回答区分が「毎日」23.6%・「週3-4日」24.2%・「週1-2日」38.0%でほぼ三分割されているのは、就業スタイルによる結果と思われる。仕事の内容次第で「毎日一緒に夜ごはんを食べられるヨ」なパターンの父親もいれば「平日は帰りが遅いから、土日くらいだな……」という父親もいる、というわけだ。一方で母親は(大多数が専業主婦であるらしく)8割以上が食卓を共にしている。

「親子共に食卓を囲む」という話になると、必ず頭にイメージされるのが「共働き」。両親共に働いているとなれば、夜ごはんも子供だけ。学校から帰ってリビングに目をやると、テーブルの上に布巾をかけた食事が並べられ、メモには「かえりがおそくなります。レンジであたためてたべてね」……という、何となく寂しい状況が思い浮かぶ。

しかし少なくとも今回の調査母体においては、例え共働きでも「子供だけでの夜ごはん」はできるだけ避ける努力をしている様子がうかがえる。共働きの母親でも81.2%は「毎日共にする」と回答しているし、週3-4回以上で区切ると97.0%にまで達する。父親はむしろ共働きの方が食事を共にする回数が多くなるほど。

↑ 一週間のうちに子供と一緒に夜ごはんを食べる日数(平均、回)
↑ 一週間のうちに子供と一緒に夜ごはんを食べる日数(平均、回)

別調査機関の調査結果【労働時間は変わらず、自宅にいる時間は増え、趣味にも時間を費やせず…進む「巣ごもり化」現象】にもあるように、単に不景気で残業などが減り、帰宅時間が早まっているだけなのかもしれない。それでも父母共に子供と共に夕食をとるよう努力をしている、特に共働きの場合は父親が一層気を使っていると見てよさそうだ。



完全な蛇足になるが、共働き・片働きの区分が行われていたので、そのデータを逆引きし、父親・母親それぞれの立場における、その世帯での就労状態をグラフ化しておく。

↑ それぞれの立場における、世帯での就労状態(小学生を末子に持つ世帯)
↑ それぞれの立場における、世帯での就労状態(小学生を末子に持つ世帯)

「共働き」と言っても「父親仕事・母親専業主婦」と明言されているわけではないので、中には「母親仕事・父親専業主夫」の世帯もあるだろう。それはともかくとしても、小学生のいる世帯では大体2/3ほどが共働き状態にある、ということになる。学校から帰ってきても「おかえりなさい」の返事が無いのは、子供心にも少々寂しいと思うのだが……。

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