小学生のゲーム時間、1日平均54分・年長の男の子ほど長くなる傾向
2010/03/26 06:50


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今調査は2010年2月26日から3月2日にかけて、末子が小学校1年生-6年生の、30歳-59歳の男女に対して携帯電話によるインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000。回答者の男女比は1対1。調査はネットエイジアが担当した。表現上低学年は1年生・2年生、中学年は3年生・4年生、高学年は5年生・6年生とする。
自分の子供が据え置き型のゲーム機だけでなく、オンラインゲームや携帯型ゲームを含め、どれだけテレビゲームをしているのか、その時間について尋ねたところ、全体では「45分-1時間未満」「1時間-1時間半」の階層が一番多い結果となった。

↑ 1日のうちに子供がテレビゲームをする時間(オンライン・携帯型ゲーム機を含む)
男女とも「テレビゲーム機を持っていない」層は高学年になると共に減少するが、それでも小学生高学年で男の子1.1%・女の子3.1%が確認できる。一方、ゲーム機を持っていても「遊んでいない(プレイ時間がゼロ)」の子供も数%ほどいるのが分かる。
そのような特異例を除けば、全体と男の子が「45分-1時間未満」「1時間-1時間半」、女の子は「15-30分」「45分-1時間」が最多階層。赤系統の色は男の子の方が多いことから見ても、「男の子の方がゲームで遊ぶ時間は長いのかな」という状況が何となく見て取れるはず。
実際、それぞれの属性で平均値を算出すると、それがはっきりする。

↑ 1日のうちに子供がテレビゲームをする時間(オンライン・携帯型ゲーム機を含む)(平均、分)
回答者が父親・母親ではほとんど差異が無い。これは当然の話(親が遊んでいるわけではないからだ)。大きな違いがあるのは、遊んでいる当人が男の子か女の子かという点。女の子の場合は学年が上がってもほんの少ししか上昇しない、むしろ高学年では減少する動きすら見せているのに対し、男の子は明らかに学年が上がるにつれて遊ぶ時間が長くなる。
これは【小中学生の「室内遊び」、パソコンゲームと携帯ゲーム機がメイン】などでも触れているように、子供達の遊びのスタイルが男女間で違うことを起因としている。また、今件がゲーム機などを対象としており、携帯電話経由のゲームは対象外なのも一因といえよう(改めて子供に聞かない限り、携帯電話を操作している姿を見て、サイト閲覧をしているのか、メールを書いているのか、ゲームをしているのかまで、親が把握することは困難)。
昔、【「ゲームは1日1時間」守れている小学5年生は約7割】というキャッチコピーがあったが、ゲーム機などでのプレイ時間に限れば、小学校高学年の男の子は多少ながらもオーバータイムとなっている。1時間を超えたあたりで「セーブしたら今日はおしまい」とする習慣を身に着けさせるべきかもしれない。
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