2008年度は年間67万6300円…学費上昇と収入減少のダブルパンチでダウンが続く大学生の生活費

2010/03/20 12:10

大学生イメージ独立行政法人日本学生支援機構は2010年3月18日、2008年度における学生生活状況を調査した結果「平成20年度学生生活調査について」を発表した。それによると2008年における平均的な大学生の学生生活費(生活費全体)は年間185万9300円で、過去8回の調査では最低の金額を示していることが分かった。授業料などの学費はほぼ横ばい、あるいは上昇傾向にあるのに対し、食費や住居費などの生活費は2000年度以降は減少傾向にある。特に生活費の減少率・幅は顕著で、学費の値上げで大学生の生活費がキリキリと圧迫されている様子が確認できる結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2008年11月に大学、短期大学及び大学院の別、さらに大学及び短期大学については、昼間部、夜間部別、大学院については修士課程、博士課程、専門職学位課程別に所定の調査票によって行われたもので、有効回答数は4万1222人。

それによると2008年度における大学学部・昼間部における平均的な学生生活費は185万9300円、うち授業料などの学費は118万3000円、食費や住居・光熱費、娯楽費などの生活費は67万6300円となった。学生生活費に占める学費の割合は63.6%になっている。

↑ 大学学部・昼間部における平均学費・生活費(年間、円)
↑ 大学学部・昼間部における平均学費・生活費(年間、円)

↑ 大学学部・昼間部における平均学費・生活費(学生生活費に占める比率)
↑ 大学学部・昼間部における平均学費・生活費(学生生活費に占める比率)

今件データは昭和43年から隔年で取得されているということだが、最新のリリースに張られていたリンクでは平成12年・平成10年のデータが消えており、確認が出来ない。そこで1994年度以降のものについて金額、そして学生生活費全体に占める学費、生活費の割合についてグラフ化してみたわけだが、

・学生の生活費は2000年度以降逓減傾向にある。具体的には「学生生活費全体の減少」に加え、「学費の上昇」が加わり、「生活費」がますます圧迫されている。
・学生生活費全体に占める学費の割合も、2000年度まではほぼ横ばいだったものの、それ以降は減少を続けている。

などの傾向が見て取れる。学生生活費そのものが圧迫されるのに加え、学費が上昇しているため、学生の生活費が二重に切り詰められている形だ。

もっともこれはあくまでも平均値。大学の種類(国公立・私立)や居住形態で大きく異なる。無論私立よりも国公立の方が、そして下宿やアパートよりも学生寮、自宅の方が学生生活費、生活費共に安くつく。

可処分所得の低迷を考えると金銭面においては、上京して下宿しながらの修学より、自宅から通える範囲での大学へ通う方が保護者にとっても、そして子供自身にとっても負担が軽そうではある。

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